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「告知」の意味と使い方や例文!「通知」「お知らせ」との違いは?(類義語・対義語)

【二字熟語】
告知

【読み方】
こくち

【意味】
①告げ知らせること。通知すること。
②当事者の一方の意思表示によって、賃貸借・雇用・委任などの継続的契約を終了させ、将来に向かって効力を消滅させること。解約の申し入れ。

【語源・由来】
「告」は「つげる。知らせる。」
「知」は「しらせる。」

【類義語】
告示、公示、公告、宣告、発布、公布、布告

【対義語】
秘密、秘匿

告知(こくち)の使い方

ともこ
健太くん。元気が無いわね。
健太
お医者さんからがんの告知を受けたんだ。
ともこ
がんはもう不治の病じゃないのよ。
健太
そうなんだ。ちゃんと治療を受けて治るように頑張るよ。

告知(こくち)の例文

  1. 教会には、受胎告知をテーマにした絵画が多い。
  2. 企業側は契約の終了を、早めに当人に告知する義務がある。
  3. 駅の告知板に季節の催し物情報がたくさん出ています。
  4. HP上に、納期が遅れる旨が告知されています。
  5. 今回のサービス終了の告知をもって終了とさせていただきます。

「告知」と「通知」「お知らせ」との違いは?

告知」に似ている語に「通知(つうち)」「お知らせ(おしらせ)」があります。

「告知」と「通知」の違いは?

通知」は、「告げ知らせること。また、その知らせ。」という意味です。

告知」も「通知」も、告げ知らせることをいい同じ意味です。

しかし「告知」の方が、「通知」より重要度が高い件に対して使われることが多いです。

「告知」と「お知らせ」の違いは?

お知らせ」は、「知らせ」の丁寧な表現です。

知らせ」は、
①知らせること。また、その内容。通知。
②何か事が起こるような兆し。前兆。
③歌舞伎で、幕開きや舞台転換などのとき、その合図に打つ拍子木。

という意味です。

告知」も「お知らせ」も、知らせることをいいます。

しかし「告知」は告げ知らせることをいい、面と向かって相手に知らせることを意味します。主に大事な内容を知らせる場合に使われます。

対して「お知らせ」は、「告知」のような告げるという意味はなく、広く大勢の人に向けて知らせる場合に使うことが多いです。