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「末節」の意味と使い方や例文!「枝葉末節」とは?(類義語・対義語)

【二字熟語】
末節

【読み方】
まっせつ

【意味】
①物事の本質的でない部分。
②晩年。晩節。

【語源・由来】
「末」は「つまらない。大切でない。」
「節」は「ふし。タケや草木のふし。また、からだのふし。つなぎめ」

【類義語】
末端、末尾、末梢

【対義語】
根幹、根源

末節(まっせつ)の使い方

ともこ
健太くんが、いま大事にしていることは末節に過ぎないのよ。
健太
末節を大事にしてこそ根幹が大事にされるんじゃないの?
ともこ
そうなんだけど、健太くんは、末節ばかり大事にし過ぎて、根幹を疎かにしていることが問題なの。
健太
そんな意識なかったな。気を付けるよ。

末節(まっせつ)の例文

  1. 授業で枝葉末節にこだわらず重要な事項を深く学ぶことができるように改革する。
  2. 末節なことに議論の時間を費やすわけにはいかない。
  3. これらの作品は、末節の技巧に走った駄作だ。
  4. 枝葉末節に拘って、善意の人の揚げ足をとる風潮に嫌気がさす。
  5. 末節にとらわれて大局を見誤らないでもらいたい。

「枝葉末節」とは?

末節」を用いた表現の一つに「枝葉末節(しようまっせつ)」があります。

枝葉末節」とは、物事の本質からはずれた、些細な部分という意味です。

枝葉」は、枝と葉という意味です。

【例文】
枝葉末節は後回しにして、大事なポイントからお話しします。
・今こそ枝葉末節を捨てて政道の大本に立ちかえられるべき時ではないかと心得ます。(尾崎士郎、石田三成)
・健太くんは枝葉末節にこだわりがちだ。