【二字熟語】
難色
【読み方】
なんしょく
【意味】
不承知らしいようす。また、非難するような顔つき。
【語源・由来】
「難」は「事態がうまくいかない。容易でない。むずかしい。」
「色」は「感情の現れた顔の様子。顔いろ。」
【類義語】
渋面
【対義語】
喜色
難色(なんしょく)の使い方
なかなか計画が実行に移されないね。
一人、難色を示している生徒がいるのよ。
説得できないの?
岩のように頑固なのよ。少しずつ懐柔していくしかないわね。
難航(なんしょく)の例文
- 健太くんは、ともこちゃんが持ち出した条件に難色を示した。
- メンバーの誰かが難色を示しているらしい。
- 知事は、景観を壊す恐れがあるとして、その計画に難色を示した。
- その提案に、とりたてて難色を示すものはいなかった。
- もちろんそこへ行き着くまでにはお延にも多少の難色があった。(夏目漱石、明暗)
「強い難色を示す」とは?
「難色」を用いた表現の一つに「強い難色を示す(つよいなんしょくをしめす)」があります。
「強い難色を示す」の「強い」は、「程度や度合いが大きい、また、はなはだしい。」、「難色を示す」とは、「不承知らしいようすを示す。賛成できないことを表す。」という意味です。
「強い難色を示す」とは、はなはだしく不承知であるようすを示すことをいいます。
【例文】
- 彼は、アメリカに移住することに強い難色を示した。
- 当初は強い難色を示しましたが、最後には態度を和らげました。
- 予算が厳しいことから、県は、強い難色を示している。