【二字熟語】
端役
【読み方】
はやく
【意味】
映画・演劇などで、主要でない役柄。転じて、つまらない役目。また、その役の人。
【語源・由来】
動詞「は(塡)める」の連用形からという。
【類義語】
ちょい役、エキストラ
【対義語】
主役、大役
端役(はやく)の使い方
健太くんは、文化祭で何役をやるの?
また端役だったんだ。村人その1だよ。
去年の村人その3から昇格したのね。
村人その3と違って、一言セリフがあるけど、端役には違いないよ。
端役(はやく)の例文
- 端役ながらも懸命に演じた彼に監督が声をかけてくれました。
- ともこちゃんは、この映画に端役で出演しています。
- 多くのドラマに出演したが、端役が多かった。
- どんな端役でも仕事を受けるスタンスで、結果を出してきた。
- 彼女の素敵な笑顔は、端役ながらも注目を集めることになった。
「端役」と「脇役」「エキストラ」との違いは?
「端役」に似ている語に「脇役(わきやく)」「エキストラ」があります。
「端役」と「脇役」の違いは?
「脇役」 は、
①映画・演劇などで、主役を助け、引き立たせる演技をする役。また、その人。わき。
②中心となる人を補佐し、守り立てる役。また、その人。
という意味です。
「端役」は、せりふがほとんどない、目立たない役をいいます。
対して「脇役」は、バイプレイヤーともいい、主役ではないが、主役を引き立たせる演技をする大切な役目の人のことをいいます。
「端役」と「エキストラ」の違いは?
「エキストラ」は、
①映画やテレビで、群衆・通行人などの役を演じる臨時雇いの出演者。
②特別なこと。臨時のもの。
という意味です。
「端役」も「エキストラ」も、芝居の中で重要でない、ちょっとした役のことをいいます。
しかし「エキストラ」は、一般的に、撮影場所の地元の人を通行人として使うなど、本職の役者ではなく臨時雇いの出演者をいいます。