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「薄利」の意味と使い方や例文!「薄利多売」とは?(類義語・対義語)

【二字熟語】
薄利

【読み方】
はくり

【意味】
利益の薄いこと。少しの利益。また、そのさま。

【語源・由来】
「薄」は「数量などが少ない。乏しい。」
「利」は「うまく事を運んで得たもの。もうけ。」

【類義語】
薄給

【対義語】
厚利

薄利(はくり)の使い方

健太
本当にこれを350円で売るの?
ともこ
今日はサービス価格なの。
健太
500個売らないと大赤字だなんて薄利すぎない?
ともこ
気に入って他の商品も買ってくれれば利益につながるから、宣伝費だと思えば安いものよ。

薄利(はくり)の例文

  1. 薄給と薄利の職業に従事している男及び無産無職の男は悉く結婚不能者である。(与謝野晶子、私娼の撲滅について)
  2. 昔からのよしみで、無抵当で薄利で貸付てもらう。
  3. 質の良いものを薄利多売を主義として奮闘したため、世間の信頼を得た。
  4. 天気や為替に大きく左右される薄利の商売は怖い。
  5. 街の小さな商店は、薄利多売でしのげる大企業とは戦えない。

「薄利多売」とは?

薄利」を用いた表現に「薄利多売(はくりたばい)」があります。

薄利多売」とは、個々の商品の利幅を小さくしながらも、大量に売ることによって、最終的により大きな利益を得ようとする販売戦略のことをいいます。

【例文】

  1. 本屋は薄利多売なので、一冊でも万引きされると経営が成り立たなくなる。
  2. パン屋さんは薄利多売な上に、重労働で沢山の商品数をそろえないといけないので大変な仕事です。
  3. ここは、脱薄利多売を実現している数少ないアパレル企業です。