姉妹サイト「ことわざ・慣用句の百科事典」はこちら

「晩節」の意味と使い方や例文!「晩節を汚す」とは?(類義語)

【二字熟語】
晩節

【読み方】
ばんせつ

【意味】
①晩年。老後。
②晩年の節操。
③末の時。末の世。末年。
④季節の終わりの時期。

【語源・由来】
「晩」は「おそい。終わりに近い。あと。」
「節」は「時期。折。」

【類義語】
晩年、末年

晩節(ばんせつ)の使い方

ともこ
最近、長生きする人が増えたわよね。
健太
僕は、晩節を汚す前に死にたいよ。
ともこ
それは大丈夫よ。地位や名誉を築いた人だけが晩節を汚すことができるのよ。健太くんは築けないわ。
健太
それもそうだね。ってそれはひどいんじゃないかな。

晩節(ばんせつ)の例文

  1. 晩節を汚した彼は、侘しい老後生活を過ごすことになった。
  2. 晩節になっても若々しく輝いていたいと願う人が増え、美容業界は活況です。
  3. どうかして晩節を全うするように、とは年老いた師匠のために半蔵らの願いとするところで、最初横浜行きのうわさを耳にした時に、弟子たちの間には寄り寄りその話が出た。(島崎藤村、夜明け前)
  4. いま引退すれば、老害と言われたり晩節を汚す心配がない。
  5. 彼は、汚職や権力抗争に関わって晩節を汚した。

「晩節を汚す」とは?

晩節」を用いた表現の一つに「晩節を汚す(ばんせつをよごす)」があります。

晩節を汚す」とは、晩年の節操を汚すという意味で、人生の最後で失態をおかし、名誉を失うことをいいます。

【例文】

  1. 知事は、贈収賄で晩節を汚した。
  2. 老政治家は、主義主張を変えて晩節を汚した。