豁然の読み方・意味とは?(類義語)
【二字熟語】
豁然
【読み方】
かつぜん
【意味】
①うちひらけたさま。
②心の迷いや疑いがにわかに消えるさま。
2つ目は、「あれ?何で迷ってたんやろ?」って、すっきり頭が晴れた瞬間のことを言うんやな。心がスッキリする瞬間や、景色がすごく開けている場面でこの言葉を使えるんやね。
【語源・由来】
「豁」は「広々と開けているさま。あけっぴろげ。」
「然」は「他の語に付けて状態を表す語。」
【類義語】
突然悟る
豁然(かつぜん)の解説
「豁然」という言葉は主に二つの意味で使われるんだよ。
1つ目の意味は「視野が大きく開けるさま」だね。これはたとえば、山の頂上に立ったときに、目の前に広がる景色がすごく広いと感じる瞬間を表すような場合に使われることが多いんだ。つまり、ぱっと見渡せる範囲が広くて、すごく感動するような状況を指すんだよ。「豁然として眼下に眺望が広がる」って言い方も、まさにその状態を表しているんだ。
2つ目の意味は「心の迷いや疑いが消えるさま」。これは、何かがクリアになったり、自分が何をすべきか明確になったときの心の状態を表しているんだ。たとえば、難しい問題に悩んでいたけど、突然その答えが見つかって「あ、なるほど!」と思う瞬間とか、心がすっきりする瞬間に使われるよ。「豁然として悟る」も、そのような状態、つまり、迷いや疑いが一気になくなって、何か大事なことに気づいた瞬間を指しているんだね。
だから、この「豁然」って言葉は、物理的にも心理的にも、何かが広がったりクリアになったりする状態を表すんだよ。
豁然(かつぜん)の使い方
豁然(かつぜん)の例文
- その言葉を聞き、豁然として目から鱗が落ちるようだった。
- 豁然として、靄が晴れたようにすっきりした。
- 健太くんは、豁然としてすべてを悟ったような表情をした。
- トンネルを抜けると、豁然として峡谷の景観がひらけました。
- 雷に打たれたかのように、突如、豁然として悩みが晴れました。
豁然の文学作品などの用例
「豁然大悟」とは?
「豁然」を用いた表現の一つに「豁然大悟(かつぜんたいご)」があります。
「豁然大悟」とは、仏教で、疑い迷っていたことが、開け解けて悟りを開くことをいいます。
仏教的に言うと、ものすごく深い理解を手に入れる感じか。ようは、難しいパズルが急にピッタリはまるみたいなもんやろ?ありがと、わかったわ~。
【類義語】
・豁然開悟(かつねんかいご)
・豁然頓悟(かつねんとんご)
・今是昨非(こんぜさくひ)
・昨非今是(さくひこんぜ)
【例文】
- うんそうだと豁然大悟して、それから早速長い髪を切って男の着物をきてHierophilusの講義をききに行った。(夏目漱石、吾輩は猫である)
- 迷い苦しむ日々にさよならしたく、座禅を組んでいたら豁然大悟した。
もうひとつは、心の中の疑問や迷いがすっきりと消えてしまう様子だよ。