【二字熟語】
要諦
【読み方】
ようてい
【意味】
物事の最も大切なところ。
【語源・由来】
「要」は「大切なところ。かなめ。」
「諦」は「締めくくり。まとめ。」
【類義語】
要所、秘訣、肝心、大事
【対義語】
些細、瑣末
要諦(ようてい)の使い方
成績をアップさせる要諦って何かな。
丸暗記しないで、しっかり理解することね。
数学の公式を丸暗記していたよ。
丸暗記だと本当の理解につながらなくて。応用問題を解くことができないのよ。勉強の要諦は興味を持つことね。興味をもって深く知ることで勉強への姿勢が大きく変わるわ。
要諦(ようてい)の例文
- できるだけ長く働いてもらうことが正社員のピープルマネジメントの要諦です。
- 商売の要諦は広告や宣伝にあります。
- 自ら考えるチームになる要諦は、トップダウンではなく、主体性を持った日々の練習にある。
- 前述のように、まず意慾が働いてのち、つづいて表現が問題となる。一般の文章ならば、最も適切に分り易く表わすことが表現の要諦である。(坂口安吾、意恣的創作文章の形式と方法)
- およそ物を成功させようという要諦は、いずれにしましても、道はひとつであると言えるようです。その第一は人間の真心です。(北大路魯山人、料理する心)
「要諦を穿つ」とは?
「要諦」を用いた表現の一つに「要諦を穿つ(ようていをうがつ)」があります。
「要諦を穿つ」の「穿つ」は、物事の本質を的確に言い表すという意味です。
「要諦を穿つ」とは、物事の最も大切なところを言い表すことです
【例文】
- 彼の言っていることは要諦を穿つ。
- 要諦を穿つ捜査で、事件の早期解決を図る。