【二字熟語】
利害
【読み方】
りがい
【意味】
利益と損害。損失。
【語源・由来】
利益と損害の意。
【類義語】
得失
利害(りがい)の使い方
ともこちゃん。彼のことが好きだよね。
そうね。大好きね。
そして僕は、彼の彼女が好きなんだ。だから彼らを別れさせたいんだ。
利害が一致したわね。お互い目標達成に向けてがんばりましょう。
利害(りがい)の例文
- 二人は人間として誰しも利害を感ずるこの問題についてしばらく話した。(夏目漱石、彼岸過迄)
- 健太くんとは、利害が一致する部分が少なからずあった。
- 両党は利害が一致するから共闘しているだけで、基本的な考え方は異なる。
- 信長はもともと倫理で行動しているのではなく利害で行動している。問題は、将軍追放の影響であった。(司馬遼太郎、国盗り物語)
- 株式会社では、利害関係者、つまりステークホルダーの合意があれば、定款によって異なる定めができる規定が存在します。
「利害の一致」「利害関係」とは?
「利害」を用いた表現に「利害の一致(りがいのいっち)」「利害関係(りがいかんけい)」があります。
「利害の一致」とは?
「利害の一致」とは、両者の損得がぴったり合うことをいます。
【例文】
- 普段はいがみ合っているが、利害の一致が見られると力を合わせることもある。
- 敵の敵は味方というが、共通の敵をもつ彼らは利害の一致で手を組んだ。
「利害関係」とは?
「利害関係」は、利害が相互に影響し合う間柄の関係のことをいいます。
【例文】
- その日の酒は勿論彼れを上機嫌にした。一緒に飲んでいるものが利害関係のないのも彼れには心置きがなかった。(有島武郎、カインの末裔)
- 利害関係が絡むと話はややこしくなる。