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「没頭」の意味と使い方や例文!「集中」との違いは?(類義語・対義語)

【二字熟語】
没頭

【読み方】
ぼっとう

【意味】
何もかも忘れて、ある物事に熱中すること。その事に精神をつぎ込むこと。はまりこむこと。没入。

【語源・由来】
「没」は「うちこむ。はまりこむ。」
「頭」は「あたま。」

【類義語】
夢中、集中、熱中、専念、専心、没入

【対義語】
脱却、退屈、倦怠

没頭(ぼっとう)の使い方

健太
ともこちゃん。ともこちゃんってば。
ともこ
はっ。絵を描くことに没頭していたわ。
健太
100回くらい呼んだんだよ。
ともこ
ごめんなさいね。没頭すると地震が起きても気が付かないのよ。

没頭(ぼっとう)の例文

  1. 寝食を忘れて執筆に没頭し、身体を壊した。
  2. 研究に没頭しすぎて、気が付いたら妻が子供を連れて実家に戻っていた。
  3. 20代は仕事に没頭して終わった。
  4. 読書に没頭してしまい、いつの間にか朝になっていた。
  5. 失恋から立ち直るには、没頭できる趣味があるといい。

「没頭」と「集中」の違いは?

没頭」に似ている語に「集中(しゅうちゅう)」があります。

集中」とは、「ひとところに集めること。また、集まること。」という意味です。

没頭」も「集中」も、一つの事に力を注ぐことをいいます。

しかし「集中」は、「批判が集中する」のように、一か所に集まるという意味がある点が「没頭」と違います。

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北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)



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