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「放言」の意味と使い方や例文!「放言してはばからない」とは?(類義語)

【二字熟語】
放言

【読み方】
ほうげん

【意味】
他への影響などを考えずに、思ったままを口に出すこと。無責任な発言。

【語源・由来】
「放」は「思うままにする。ほうっておく。」
「言」は「いう。」

【類義語】
暴言、失言

放言(ほうげん)の使い方

健太
政治家の放言が問題になっているね。
ともこ
私たち学生の放言とはわけが違うわよね。決して許されるものではないわ。
健太
政治家は発言の一つ一つに責任を持つべきだよね。
ともこ
政治家は選挙で選ばれた国民の代表だから、彼らの発言は国民の総意だと、海外の人たちに勘違いされてしまうわ。

放言(ほうげん)の例文

  1. 彼は、その放言に対して遺憾の意を表した。
  2. 財務大臣の放言が株価の暴落を招きました。
  3. 健太くんには放言癖があるので気を付けた方がよい。
  4. 放言が多い彼は、まともな死に方はできないだろう。
  5. おん身らは自己を表現するに忠ならざるより、安じて放言してゐる。(折口信夫、古語復活論)

「放言してはばからない」とは?

放言」を用いた表現の一つに「放言してはばからない」があります。

放言してはばからない」の「はばからない(憚らない)」は、「はばかる(憚る)」の否定形で、「差し障りをおぼえてためらう。気がねする。遠慮する。」という意味です。

放言してはばからない」とは、ためらうことなく思ったまま口に出すという意味です。

【例文】

  1. 彼は、アイドル好きであることを放言してはばからない
  2. 戦争で北方領土を取り戻せと放言してはばからない議員がいる。