【二字熟語】
妨害
「妨碍」とも書く。
【読み方】
ぼうがい
【意味】
さまたげること。じゃますること。
【語源・由来】
「妨」は「じゃまをする。さまたげる。」
「害」は「邪魔をする。」
【類義語】
邪魔、阻害、邪魔だて
【対義語】
加勢、手助け、尽力
妨害(ぼうがい)の使い方
この前、ドライブ中に妨害行為にあったんだ。
あおられたの?
あおられた上に、僕たちの車の前に割り込んで急ブレーキを踏んだりして、走行の妨害をされたんだ。
危険運転じゃないの。ドライブレコーダーを警察に持っていった方が良いわよ。
妨害(ぼうがい)の例文
- 僕の調査を妨害しようと企む輩がいる。
- 野次をとばして議事の進行を妨害する。
- 警備は手薄で、誰にも妨害されずに金庫の前まで来ることができた。
- ヒール役で売れているのに、「本当はいい人なんだ」と言われると営業妨害だと彼は笑った。
- 人の恋路を妨害する奴は馬に蹴られて死んでしまえってね。
「妨害」と「阻害」「邪魔」との違いは?
「妨害」に似ている語に「阻害(そがい)」「邪魔(じゃま)」があります。
「妨害」と「阻害」の違いは?
「阻害」は、
①へだてさまたげること。じゃますること。
②化学反応の進行を妨げること。特に、酵素の触媒作用を妨げること。
という意味です。
「妨害」も「阻害」も、じゃますることをいいます。
しかし「阻害」には、「化学反応の進行を妨げること。特に、酵素の触媒作用を妨げること。」という意味がある点が違います。
「妨害」と「邪魔」の違いは?
「邪魔」は、
①仏道修行を妨げるよこしまな悪魔。
②さまたげ。障害。
③(「おー(を)する」の形で)他家を訪問すること。
という意味です。
「妨害」も「邪魔」も、妨げという意味があります。
しかし「妨害」は、動詞で使われ、「邪魔」は、名詞で使われます。
また「邪魔」には、仏道修行を妨げるよこしまな悪魔、他家を訪問することという意味がある点が違います。