姉妹サイト「ことわざ・慣用句の百科事典」はこちら

「寄与」の意味と使い方や例文!悪い意味?(類義語・対義語)

寄与の読み方・意味とは?(類義語・対義語)

意味

【二字熟語】
寄与

【読み方】
きよ

【意味】
国家や社会に対して役に立つことを行うこと。貢献。

二字熟語の博士
「寄与」という言葉は、国や社会に役立つような行動をとること、つまり、貢献することを指すんだよ。
助手ねこ
ほぉ~、それは「自分の力でみんなや社会のために何かいいことをする」ってことやな。

たとえば、ボランティア活動や寄付とかで、社会に良い影響を与えることやね。みんなが助かるようなことをするのが「寄与」なんやな。

【語源・由来】
贈り与えるという意味から。

【類義語】
貢献、献身、奉仕、尽くす、役に立つ

【対義語】
障害、阻害、邪魔、妨害

寄与(きよ)の解説

カンタン!解説
解説

「寄与」という言葉は、国家や社会に役立つことを行うこと、つまり貢献することを意味しているんだよ。

もっとシンプルに言うと、助けたり、良い方向に導いたり、向上させたりすることを意味しているんだ。それが、国や社会、団体、人々、あるいは他のものに対して、何か良い影響を与える行動や考え方を示すときに使うんだよ。

たとえば、「地域福祉の発展に寄与する」というのは、地域の福祉、つまり住んでいる人々の生活がよくなるように助ける、またはそのための活動やサービスを提供することを言っているんだ。例えば、ボランティア活動をして地域の高齢者のサポートをしたり、子供たちの教育のサポートをするようなことも「寄与」と言えるね。

また、「世界平和に寄与する」を見ると、これはもっと大きなスケールでの貢献を示しているよ。世界全体の平和、つまり戦争や対立がなく、みんなが平和に生きることを目指して、何かの活動や取り組みをしていることを言っているんだ。例えば、国際的な平和活動に参加する、または国際的な協力を促進するプロジェクトに関わるようなことが考えられるね。

だから、「寄与」という言葉は、自分の力や知識を使って何かの目的や目標の実現のために貢献することを表しているんだね。

寄与(きよ)の使い方

ともこ
北里柴三郎が新しい1000円札の肖像になるんですって。
健太
だれ?
ともこ
北里柴三郎大先生よ!破傷風菌の純粋培養やペスト菌を発見して、国民の健康に寄与した大先生よ。
健太
すごい先生だね。

寄与(きよ)の例文

例文
  1. 社会の進歩に寄与する。
  2. 業界の発展に大きく寄与した。
  3. 寄与するところ大である。
  4. 文化事業等の協賛にも寄与している。
  5. 財政的に寄与している。

寄与の文学作品などの用例

  1. ・・・、第四階級に何者をか寄与すると思ったら、それは明らかに僭上沙汰で・・・ 有島武郎宣言一つ

  2. ・・・度は、全く第三階級に寄与するところがないだろうか。私がなんらかの・・・ 有島武郎想片

  3. ・・・来の典型に或る新しい寄与をしていたかも知れない。欧洲文明に於ける・・・ 有島武郎北海道に就いての印象

悪い意味?

寄与」は国家や社会に対する「貢献(力を尽くすこと。あずかって力あること。)」を意味するため、良い意味で用いられます。悪い意味では用いません。

地域福祉に寄与する」というように良い意味で使います。