【二字熟語】
茫漠
【読み方】
ぼうばく
【意味】
広くてとりとめのないさま。また、ぼうっとしてはっきりしないさま。
【語源・由来】
「茫」は「遠くはるかに広がるさま。」
「漠」は「何もなくて、どこまでも広い。」
【類義語】
漠然、広々
【対義語】
鮮烈、窮屈
茫漠(ぼうばく)の使い方
学校に爆破予告があったんですって。
また、茫漠とした世の中に対する恨みを持った人の犯行でしょう。どうせ予告だけだよ。
さっき、体育館の裏のごみ箱が爆発したらしいわよ。
本当だったの?
茫漠(ぼうばく)の例文
- 健太くんの話はいつも茫漠としていてわかりにくい。
- 目の前に茫漠とした荒野が広がっていた。
- あの先生の講義は、茫漠としていてつかみどころがないんだ。
- しかし、今日の広沢の言葉は、あまりに茫漠とした不安を残していた。(大佛次郎 赤穂浪士 上)
- 舟は冬の海を連れもなくやってきて、また茫漠たる海へひっそりと去っていく。(グィン ゲド戦記1 影との戦い)
「茫漠とした」とは?
「茫漠」を用いた表現の一つに「茫漠とした」があります。
「茫漠とした」とは、はっきりしないという意味です。
【例文】
- 茫漠とした意見だな。もっと煮詰めてから意見してくれないか。
- レオナルドダヴィンチのモナ・リザは、茫漠とした笑みを浮かべている。