読み方で悩みやすい漢字の一つに、「信心」があります。
Q「信心」、あなたはこの二字熟語を何と読みますか?
次の3択から選んでみて下さい。
信心の読み方
- 「しんじん」
- 「しんしん」
- 「しんじん」と「しんしん」両方とも
このページでは、悩みやすい「信心」の読み方や意味について詳しく解説していきます。
「信心」の読み方は、「しんじん」?「しんしん」?
信心の正しい読み方は、「しんじん」「しんしん」どちらなのでしょうか。実際に読むときには、どちらなのか悩むことがあるかもしれませんね。
「心」の音読みには「シン」があります。そのまま読むと「しんしん」となりそうですが、信心の読み方は「しんじん」が正しく、「しんしん」は間違いになります。
正解は、①の「しんじん」です。
広辞苑には「しんじん」の項目はありますが、「しんしん」はありません。
二語が結合して一語になるときに後ろの語頭の音が清音から濁音になることを「連濁」と呼び、「信心」も連濁によって「しんじん」と読みます。
また、一般的には信心を「しんしん」と読むことはありませんが、仏教では仏の教法に入らんとする者がまず持つ信の心である「十信(じゅうしん)」のうち、教法を信じる心に「信心(しんしん)」があります。
「信心」の意味
信心の意味は「信じること」「信じる気持ち」「神仏を信仰して祈念すること」です。
「信」には「しんじる」の意味があります。また、「心」には「こころ」「きもち」「精神」の意味があります。
信心を用いた例文には「信心深い」「鰯の頭も信心から」があります。
まとめ
- 信心の読み方は「しんじん」が正しい。
- 「しんしん」と読むのは間違い。
- 信心は「信じる気持ち」を意味する。