席巻の読み方！「せっかん」と「せっけん」正しいのは？

読み方で悩みやすい漢字の一つに、「席巻」があります。

Q「席巻」、あなたはこの二字熟語を何と読みますか？

次の３択から選んでみて下さい。

席巻の読み方

このページでは、悩みやすい「席巻」の読み方や意味について詳しく解説していきます。

「席巻」の読み方は、「せっかん」？「せっけん」？

席巻の正しい読み方は「せっかん」「せっけん」どちらなのでしょうか？

漢字から察すると「せっかん」とも「せっけん」とも読めそうですね7。

「席」の音読みは「セキ」、訓読みは表外読として「むしろ」となります。

一方「巻」の音読みは「カン」表外読みとして「ケン」、訓読みは「まき」「ま（く）」となります。

このことから「せっかん」も「せっけん」も正しそうですが、どうなのでしょう。

さて、結論を言ってしまうと、席巻の読み方は「せっけん」が正しく、「せっかん」は間違いです。

つまり、答えとしては2つ目の「せっけん」ということになります。

席巻を「せきけん」ではなく「せっけん」と読むのは促音化によるものです。

普通に考えれば、「せき」と「けん」が合わさるのですから「せきけん」となりますが、ここでは「せき」の「き」に促音化がかかり「せっけん」となります。

促音化とは、簡単に言いますと発音を滑らかにするための措置で「実験・じっけん」や「鉄板・てっぱん」等と同じです。

席巻とは、むしろを巻くように片っ端から広大な土地を攻め取ることから転じて「圧倒的な勢いを持って自分の勢力範囲とすること」の意味になりました。

席巻の使用例としては「A社の商品が市場を席巻した」などがあります。

なお「捲」の漢字を使った「席捲」と表記することもあり、読み方も意味も同じです。

ただ席巻が使われることが多いようですね。