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産土の読み方!「うぶすな」と「うぶしな」正しいのは?

読み方で悩みやすい漢字の一つに、「産土」があります。

問題

Q「産土」、あなたはこの二字熟語を何と読みますか?

次の3択から選んでみて下さい。

産土の読み方
  1. 「うぶすな」
  2. 「うぶしな」
  3. 「うぶすな」と「うぶしな」両方とも

 

このページでは、悩みやすい「産土」の読み方や意味について詳しく解説していきます。

「産土」の読み方は、「うぶすな」?「うぶしな」?

読み方

 

産土の正しい読み方は、「うぶすな」「うぶしな」どちらなのでしょうか。どちらも聞いたことがあるかもしれませんね。

「産」の音読みには「サン」、訓読みには「う(む)」「う(まれる)」「うぶ」があります。また、「土」の音読みに「ド」「ト」、訓読みに「つち」がありますが、「すな」や「しな」の読み方はありません。

しかし、産土の読み方は「うぶすな」「うぶしな」のどちらを使っても間違いではありません。つまり、どちらも正しい読み方ということになります。

正解は、③の「うぶすな」と「うぶしな」の両方です。

広辞苑には「うぶすな」「うぶしな」の両方の項目があります。ただし、「うぶしな」を引くと「『うぶすな』に同じ」とあり、日葡辞書によることが記載されています。日葡辞書は、日本語をポルトガル語によって説明した辞書で日本イエズス会が刊行、当時の口語を中心に収録したものです。

「産土」の意味は、「うぶすな」も「うぶしな」も同じ

意味

産土の意味は「人の生まれた土地・生地」または「『うぶすながみ』の略」です。「うぶすながみ(産土神)」は生まれた土地の守り神を意味します。

「産」には「子をうむ」「うまれる」の意味があります。一方、「土」には「つち」「その土地の」の意味があります。

産土を用いた例文には「産土参りをする」があります。

まとめ

まとめ
  • 産土の読み方は、「うぶすな」「うぶしな」のどちらも正しい。
  • 産土は「人が生まれた土地」「その人が生まれた土地を守護する神」を意味する。
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北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)



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