読み方で悩みやすい漢字の一つに、「蝸牛」があります。
Q「蝸牛」、あなたはこの二字熟語を何と読みますか?
次の3択から選んでみて下さい。
蝸牛の読み方
- 「かたつむり」
- 「かぎゅう」
- 「かたつむり」と「かぎゅう」両方とも
このページでは、悩みやすい「蝸牛」の読み方や意味について詳しく解説していきます。
「蝸牛」の読み方は、「かたつむり」?「かぎゅう」?
蝸牛の正しい読み方は、「かたつむり」「かぎゅう」どちらなのでしょうか。どちらも聞いたことがあるかもしれませんね。
「蝸」の音読みには「カ」「ラ」があり、訓読みには「かたつむり」「にな」があります。また、「牛」の音読みには「ギュウ」「ゴ」、訓読みには「うし」があります。
蝸牛の読み方は「かたつむり」「かぎゅう」のどちらを使っても間違いではありません。つまり、どちらも正しい読み方ということになります。
正解は、③の「かたつむり」と「かぎゅう」の両方です。
広辞苑には「かたつむり」「かぎゅう」の両方の項目があります。
「蝸牛」の意味は、「かたつむり」も「かぎゅう」も同じ
蝸牛の意味は「陸上に棲む巻貝の総称」です。
「蝸」には「かたつむり」「にし。にな。巻貝の名」の意味があります。一方、「牛」には「うし」などの意味があります。蝸牛は、渦巻き状の殻と牛のような角があることに由来するとされます。
また、蝸牛を「かぎゅう」と読む場合には、「蝸牛殻(かぎゅうかく)」「蝸牛管(かぎゅうかん)」など、蝸牛に似た形の内耳にある聴覚の器官を表す場合があります。
蝸牛を用いた例文には「葉の上を蝸牛が這う」「内耳の蝸牛(かぎゅう)は音の聴こえを担当する」があります。
まとめ
- 蝸牛の読み方は、「かたつむり」「かぎゅう」のどちらも正しい。
- 蝸牛は「陸上に棲む巻貝の総称」を意味する。
- 聴覚器官の名称では「かぎゅう」と読む。