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微笑の読み方!「びしょう」と「ほほえみ」正しいのは?

読み方で悩みやすい漢字の一つに、「微笑」があります。

問題

Q「微笑」、あなたはこの二字熟語を何と読みますか?

次の3択から選んでみて下さい。

微笑の読み方
  1. 「びしょう」
  2. 「ほほえみ」
  3. 「びしょう」と「ほほえみ」両方とも

 

このページでは、悩みやすい「微笑」の読み方や意味について詳しく解説していきます。

「微笑」の読み方は、「びしょう」?「ほほえみ」?

読み方

 

微笑の正しい読み方は、「びしょう」「ほほえみ」どちらなのでしょうか。

漢字から察すると「びしょう」はありそうですが、「ほほえみ」にも聞き覚えはありそうですね。

 

「微」の音読みは「ビ」表外読みとして「ミ」、訓読みは表外読みとして「かす(か)」となります。

一方「笑」の音読みは「ショウ」、訓読みは「わら(う)」表外読みとして「え(む)」となります。

このことから「びしょう」は正しそうですが、「ほほえみ」はどうなのでしょう。

 

結論を言ってしまうと、微笑の読み方は「びしょう」「ほほえみ」のどちらを使っても間違いではありません。

つまり、答えとしては3つ目の「両方とも」ということになります。

ただ、実際には「ほほえみ」の場合には「微笑み」と送り仮名が付くことが多く、微笑単体の場合には「びしょう」と読む方が一般的かも知れません。

他にも、微笑は「みしょう」と読むことができます。

 

さて、「びしょう」は理解できるものの、何故微笑を「ほほえみ」と読むのでしょうか?

実はこれ、熟字を訓読みにする熟字訓と呼ばれるものです。

訓読みが漢字を日本語として意味が通じるように読ませるように、熟字訓とは熟語に対して日本語の意味が通じる読み方で読ませたものです。

簡単にいってしまえば、一つの熟語に対して訓読みをしているということですね。

他にも今日(きょう)明日(あした)昨日(きのう)等様々な熟字訓があります。

 

今回の微笑は「びしょう」とも読みますが、これの持つ意味が日本語の「ほほえみ」とほとんど変わらないために、そう読まれるようになりました。

「微笑」の意味は、「びしょう」も「ほほえみ」も同じ

意味

微笑の意味としては、「にっこりと笑うこと」となります。

微笑を用いた例文としては「優しい微笑を浮かべる」などがあります。

【関連記事】
「微笑」の意味と使い方や例文!「微笑み」「苦笑」「笑顔」との違いは?(類義語・対義語)

まとめ

まとめ
  • 微笑の読み方は「びしょう」「ほほえみ」のどちらも正しい。
  • 一般的には微笑は「びしょう」と読まれることが多い。
  • 微笑は「にっこりと笑うこと」の意である。