「二字熟語の百科事典」が書籍化されました!詳細はコチラ

下手の読み方!「へた」と「したて」正しいのは?

読み方で悩みやすい漢字の一つに、「下手」があります。

問題

Q「下手」、あなたはこの二字熟語を何と読みますか?

次の3択から選んでみて下さい。

下手の読み方
  1. 「へた」
  2. 「したて」
  3. 「へた」と「しもて」両方とも

 

このページでは、悩みやすい「下手」の読み方や意味について詳しく解説していきます。

「下手」の読み方は、「へた」?「したて」?

読み方

 

下手の正しい読み方は、「へた」「したて」どちらなのでしょうか。どちらも聞いたことがあるかもしれませんね。

「下」の音読みには「カ」「ゲ」があり、訓読みには「した」「しも」などがあります。また、「手」の音読みには「シュ」「ズ」、訓読みには「て」「た」があります。下手のそれぞれの漢字の読み方には「へ」や「た」はありません。

しかし、下手の読み方として「へた」「したて」のどちらを使っても間違いではありません。つまり、どちらも正しい読み方ということになります。

正解は、③の「へた」と「したて」の両方です。

広辞苑には、下手と表記する項目に「へた」「したて」「しもて」があります。

「下手」の意味は、「へた」と「したて」で違う!

意味

「下」には「した」「場所・身分・程度が低い」の意味があります。一方、「手」には「て」「うでまえ」などの意味があります。

下手(へた)の意味は「技術が巧みではないこと」です。
下手(したて)の意味は「下の方」「他より低い地位」です。
下手(しもて)の意味は「下の方」「川の下流」です。

下手を用いた例文には「下手(へた)の横好き」「下手(したて)に出る」「下手(しもて)に流れる」があります。

【関連記事】
「下手(へた)」の意味と使い方や例文!「下手の考え休むに似たり」とは?(類義語・対義語)
[blogcard url=”https://proverb-encyclopedia.com/two/heta/”] 【関連記事】
「下手(したて)」の意味と使い方や例文!「下手に付く」とは?(類義語・対義語)
[blogcard url=”https://proverb-encyclopedia.com/two/shitate/”]

まとめ

まとめ
  • 下手の読み方は、「へた」「したて」のどちらも正しい。
  • 下手(へた)は「下の方」「他より低い地位」を意味する。
  • 下手(したて)は「下の方」「川の下流」を意味する。
ABOUT US
北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)



error: 右クリックはできません。