読み方で悩みやすい漢字の一つに、「独楽」があります。
Q「独楽」、あなたはこの二字熟語を何と読みますか?
次の3択から選んでみて下さい。
独楽の読み方
- 「こま」
- 「どくらく」
- 「こま」と「どくらく」両方とも
このページでは、悩みやすい「独楽」の読み方や意味について詳しく解説していきます。
「独楽」の読み方は、「こま」?「どくらく」?
独楽の正しい読み方は、「こま」「どくらく」どちらなのでしょうか。どちらも聞いたことがあるかもしれませんね。
「独」の音読みには「ドク」「トク」、訓読みには「ひと(り)」があります。また、「楽」の音読みには「ガク」「ラク」など、訓読みには「たの(しい)」などがあります。
独楽の読み方は「こま」「どくらく」のどちらを使っても間違いではありません。つまり、どちらも正しい読み方ということになります。
正解は、③の「こま」と「どくらく」の両方です。
広辞苑には「こま」「どくらく」の両方の項目があり、「こま」の項目には「こまつぶりの略」とあります。また、新明解国語辞典(第四版)の「こま」の項目には古来の用字として『独楽』が記されています。
「こまつぶり」の言葉は「こま(高麗)」と「つぶり(円らの転)」とされます。
ただし、「こま」と読む場合と「どくらく」と読む場合では意味が少し違ってきますよ。
「独楽」の意味は、「こま」と「どくらく」で違う!
「独」には「ひとり」「ひとつ」の意味があります。一方、「楽」には「たのしむ」などの意味があります。
独楽(こま)の意味は「軸を中心として回転する逆円錐形のおもちゃ」です。
独楽(どくらく)の意味は「ひとり楽しむこと」です。
独楽を用いた例文には「正月には子供たちが独楽(こま)回しする」があります。
まとめ
- 独楽の読み方は、「こま」「どくらく」のどちらも正しい。
- 独楽(こま)は「軸を中心として回転する逆円錐形のおもちゃ」を意味する。
- 独楽(どくらく)は「ひとり楽しむこと」を意味する。