読み方で悩みやすい漢字の一つに、「住処」があります。
Q「住処」、あなたはこの二字熟語を何と読みますか?
次の3択から選んでみて下さい。
住処の読み方
- 「すみか」
- 「じゅうしょ」
- 「すみか」と「じゅうしょ」両方とも
このページでは、悩みやすい「住処」の読み方や意味について詳しく解説していきます。
「住処」の読み方は、「すみか」?「じゅうしょ」?
住処の正しい読み方は、「すみか」「じゅうしょ」どちらなのでしょうか。どちらも聞いたことがあるかもしれませんね。
「住」の音読みには「ジュウ」、訓読みには「す(む)」「とど(まる)」などがあります。また、「処」の音読みには「ショ」「ソ」、訓読みには「ところ」「お(る)」などがあります。
住処の読み方は「すみか」「じゅうしょ」のどちらを使っても間違いではありません。つまり、どちらも正しい読み方ということになります。
正解は、③の「すみか」と「じゅうしょ」の両方です。
ただし、一般的には「すみか」と読むことが多く、広辞苑には「すみか」はありますが、「じゅうしょ」はありません。一方、精選版日本国語大辞典の「じゅうしょ」の項目には「住所/住処」の表記が記されています。
住処は「すみか」と読む場合と「じゅうしょ」と読む場合では、少し意味が違ってきます。
「住処」の意味は、「すみか」と「じゅうしょ」で違う!
「住」には「すむ」「すまい」「すむ人」「とどまる」などの意味があります。一方、「処」には「ところ」「いる」「生活する」などの意味があります。
住処(すみか)の意味は「住むところ。すまい」です。広辞苑には「『住家』は当て字、『栖』とも書く」とあります。
一方、住処(じゅうしょ)の意味は「住所」と同じで「住んでいる場所」「すみか。すまい」「人の生活の本拠となる場所」です。
住処を用いた例文には「この場所を終の住処(すみか)とする」があります。
まとめ
- 住処の読み方は、「すみか」「じゅうしょ」のどちらも正しい。
- 住所は「すみか」と読むことが多い。
- 住処は「住んでいるところ」を意味する。