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水雲の読み方!「もずく」と「すいうん」正しいのは?

読み方で悩みやすい漢字の一つに、「水雲」があります。

問題

Q「水雲」、あなたはこの二字熟語を何と読みますか?

次の3択から選んでみて下さい。

水雲の読み方
  1. 「もずく」
  2. 「すいうん」
  3. 「もずく」と「すいうん」両方とも

 

このページでは、悩みやすい「水雲」の読み方や意味について詳しく解説していきます。

「水雲」の読み方は、「もずく」?「すいうん」?

読み方

 

水雲の正しい読み方は、「もずく」「すいうん」どちらなのでしょうか。どちらも聞いたことがあるかもしれませんね。

「水」の音読みには「スイ」、訓読みには「みず」があります。また、「雲」の音読みには「ウン」、訓読みには「くも」があります、「もず」や「く」の読み方はありません。

しかし、水雲の読み方は「もずく」「すいうん」のどちらを使っても間違いではありません。つまり、どちらも正しい読み方ということになります。

正解は、③の「もずく」と「すいうん」の両方です。

広辞苑には「もずく」「すいうん」の両方の項目があります。 「もずく」と読む場合と「すいうん」と読む場合では意味が違ってきます。

「もずく」の音は「藻に付く」ことからとの説があり、「水雲」「海雲」「海蘊」の表記があります。

「水雲」の意味は、「もずく」と「すいうん」で違う!

意味

「水」には「みず。形状が水に似たもの」「みずのある所。川、海」などの意味があります。一方、「雲」には「くも」「くものようなもの」などの意味があります。

水雲(もずく)の意味は「ホンダワラ類に着生する褐藻類の一種。糸状に分岐して粘り気がある」です。
一方、水雲(すいうん)の意味は「水と雲。大自然」「流水行雲の間にさすらうこと。雲水」です。

水雲を用いた例文には「水雲(もずく)の三杯酢をつくる」「漉き返した水雲紙(すいうんし)」があります。

まとめ

まとめ
  • 水雲の読み方は、「もずく」「すいうん」のどちらも正しい。
  • 水雲(もずく)は「ホンダワラ類に着生する褐藻類の一種。糸状に分岐して粘り気がある」を意味する。
  • 水雲(すいうん)は「水と雲。大自然」「流水行雲の間にさすらうこと。雲水」を意味する。