【二字熟語】
目礼
【読み方】
もくれい
【意味】
目で会釈すること。
【語源・由来】
目で礼をするという意味から。
【類義語】
お辞儀、礼、会釈、目礼、黙礼、最敬礼、叩頭
目礼(もくれい)の使い方
今、ともこちゃんが目礼を交わした人は誰?
よく見てたわね。前の部長よ。
ああ。怖いと評判の部長さんね。
怖いけど優秀な選手だったのよ。
目礼(もくれい)の例文
- 知人に目礼する。
- 目礼を交わす。
- 目礼して通り過ぎる。
- 周囲に気付かれないように目礼した。
- エレベーターで偶然一緒になり目礼した。
「目礼」と「黙礼」や「会釈」の違いは?
「目礼」と似ている語に「黙礼」と「会釈」があります。
「目礼」と「黙礼」の違い
「黙礼」は無言のまま敬礼すること。(例:位牌に黙礼する。)
という意味です。
「目礼」はからだを曲げたり、頭を下げたりしないで目の表情だけで敬意を表すことをいいます。
「目礼」と「黙礼」は黙っている点は同じですが、「黙礼」は敬意を表して礼をすることをいうので、頭を下げたりしない「目礼」と異なります。
「目礼」と「会釈」の違い
「会釈」は
①和会(わえ)通釈の意。前後相違して見える教説を互いに照合し、意義の通じるようにすること。会通(えつう)。
②前後の事情をのみこんで理会すること。
③相手の心をおしはかって応対すること。応接のもてなし。
④思いやり。思いやりのある顔。あいきょう。
⑤にこやかにうなずくこと。軽く首を垂れて一礼すること。あいさつ。おじぎ。
という意味です。
「目礼」と「会釈」の違いは、「目礼」が頭を下げない目での挨拶をいうのに対し、「会釈」は、軽く首を垂れて一礼することをいう点が異なります。
それぞれ意味や使い方が異なるので注意しましょう。