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「拘泥」の意味と使い方や例文!「拘泥る」の読み方は?(語源由来・類義語)

【二字熟語】
拘泥

【読み方】
こうでい

【意味】
こだわること。小さいことに執着して融通がきかないこと。

【語源・由来】
「拘」は「かかわる。こだわる。ひっかかる。」
「泥」は「なずむ。こだわる。」

似た意味の「拘」と「泥」をあわせることで「こだわる」という意味を強調しています。

【類義語】
こだわる、かかずらう

【対義語】
没却

「拘泥る」の読み方は?

拘泥」に「」をつけた「拘泥る」という言葉があります。

拘泥る」は、「こだわる」と読みます。「こうでいる」ではありません。

拘泥る」は「熟字訓」です。

熟字訓」は「熟字を訓読みすること。また。その訓。」をいいます。「熟字訓」には、「私語(ささやき)」、「五月雨(さみだれ)」、「紅葉(もみじ)」、「紫陽花(あじさい)」などがあります。

熟字訓」は読み方を間違えやすいことが多いので注意しましょう。

拘泥(こうでい)の使い方

ともこ
健太くん。例年の文化祭の形式に拘泥する必要はないんじゃないかしら。
健太
例年の形式を踏襲して、後世に伝えることが大事なんだよ。
ともこ
時代とともに形式は変わっていいんじゃないかしら。
健太
そう言われてみると古臭い気がするね。

拘泥(こうでい)の例文

  1. 勝敗に拘泥しないことにしています。
  2. 健太くんは些細なことに拘泥する。
  3. 規則に拘泥する。
  4. 形式に拘泥しすぎず、もっと柔軟で良い。
  5. 過ぎ去った日々に拘泥しない。