【二字熟語】
不憫
「不愍」とも書く。
【読み方】
ふびん
【意味】
①かわいそうなこと。あわれむべきこと。また、そのさま。
②都合が悪いこと。また、そのさま。
③かわいがること。また、そのさま。
【語源・由来】
「憫」は「気の毒に思う。あわれむ。」
【類義語】
気の毒、可哀相、哀れ、痛痛しい、痛ましい
不憫(ふびん)の使い方
あの犬は捨てられたのかしら。
やせて汚れてしまって不憫だな。
あら。首輪をしているわね。
迷子だね。飼い主を探してあげよう。
不憫(ふびん)の例文
- 私が死んだ後の妻が不憫に思われる。
- 家族を亡くした健太くんを不憫に思っていた。
- 不憫な子に奨学金を出すことにした。
- 一生結婚をしないのは不憫だと思われがちだ。
- 不憫に見えたようで慰められた。
「不憫」と「不躾」の違いは?
「不憫」に似ている語に「不躾(ぶしつけ)」があります。
「不躾」は「不仕付け」とも書き、「礼を欠くこと。無作法なこと。また、そのさま。無礼。」という意味です。(例:不躾な質問。)
「不躾」の類義語は、失礼、失敬、無礼、無作法です。
「不憫」は憐れむこと、都合が悪い、かわいがることをいう語なので意味が異なります。