【二字熟語】
枯渇
「涸渇」とも書く。
【読み方】
こかつ
【意味】
①水がかれること。かわいて水分がなくなること。
②物が尽きてなくなること。
【語源・由来】
「枯」は「 (「涸」の代用字)水がかれて無くなる。」
「渇」は「かれる。水がなくなる。」
【類義語】
乾く、乾燥、干上がる、かれる、干からびる
【対義語】
潤沢、湧出
枯渇(こかつ)の使い方
計画が中止になったよ。
ここまで準備してきたのに?
資金が枯渇したんだ。
今までの努力が無駄にならないよう、資金を募る方法を考えましょう。
枯渇(こかつ)の例文
- 源泉が枯渇して温泉の提供はできなくなった。
- 枯渇することがない風力エネルギーを活用する。
- 乱獲による資源の枯渇が問題になっている。
- 遭難生活10日目にして食料が枯渇した。
- 燃料が枯渇して製造がストップしている。
「心が枯渇する」とは?
「枯渇」は「心が枯渇する」という使い方をされることがあります。
「心」には「思いやり、なさけ。」という意味があるため「思いやりが尽きてなくなる」ということです。
つまり「殺伐とした世の中になる」という意味です。
また、「心」には「望み・こころざし。」という意味があるため「望みが尽きてなくなる」ということから、やる気がなくなり動けなくなってしまう「燃え尽き症候群」または「無気力症候群」のことを意味します。
「燃え尽き症候群」は症状がうつ病似ていて、心因性のうつ病の一種とされています。
「心が枯渇する」前に、立ち止まる勇気を持ちましょう。