【二字熟語】
壮観
【読み方】
そうかん
【意味】
規模が大きくてすばらしい眺め。また、そのさま。
【語源・由来】
「壮」は「大きくて立派。」
「観」は「みる。くわしくみる。ながめる。かたち。すがた。ありさま。」
【類義語】
景観、美観、奇観、異観、偉観、スペクタクル
壮観(そうかん)の使い方
山頂からの眺めは壮観だね。
見渡す限りの雲海ね。
がんばって朝早く起きた甲斐があったよ。
これだから山登りはやめられないのよね。
壮観(そうかん)の例文
- 飛行機から見た隅田川の花火は壮観だった。
- 大物俳優がステージ上に並び立つさまは壮観だった。
- 晴天ならば、ここから壮観な眺めを見ることができるだろう。
- 雪が光を反射してキラキラ輝くさまは不思議に壮観な光景だった。
- 日本一星空がきれいな宿という宣伝文句の通り壮観だった。
「壮観」と「圧巻」の違いは?
「壮観」に似ている語に「圧巻」があります。
「圧巻」の「巻」は、昔の中国の官吏登用試験の答案のことで、最優等者のものをいちばん上にのせたところから、書物の中で最もすぐれた詩文や作中最もすぐれた部分をいいます。
転じて、全体の中で、最もすぐれた部分。出色 (しゅっしょく) をいいます。(例:恋人との別離の場面は圧巻だ。)
「壮観」は壮大で素晴らしい眺めをいいます。対して「圧巻」は全体の中の最もすぐれた部分をいうので意味が異なります。