甘言の読み方・意味とは?(類義語・対義語)
【二字熟語】
甘言
【読み方】
かんげん
【意味】
人の気に入るような口先だけのうまい言葉。甘辞。
表面的にはいいこと言ってるけど、本心はどうなんやろうって感じやな。これは、口だけの甘い言葉に騙されへんようにせなアカンってことやで。
【語源・由来】
「甘」は「満足する。気に入る。」
「言」は「ことば。」
【類義語】
美辞、巧言
【対義語】
苦言、諫言、暴言、忠言
甘言(かんげん)の解説
「甘言」という言葉は、人をだますためや、自分の目的を達成するために使われる、口先だけのうまい言葉やお世辞を指すんだよ。これは、本当の感情や考えとは違って、ただ人を機嫌よくさせるためや、自分の意のままに動かすために使われる言葉なんだ。
例えば、友だちから「この服、似合ってる?」と聞かれたとき、本当はあまり似合っていないと思っていても、「すごく似合ってるよ!」と言ってしまうのが「甘言」ってわけ。ただ、この例はちょっとしたお世辞の範囲で、人を悪意で騙そうとして使われる場合もあるんだ。
「甘言につられる」というのは、こういった甘い言葉やお世辞に騙されてしまう、つまり、その言葉の真意を見抜けずに信じ込んでしまうことを意味しているんだ。例えば、商品を買うときに、実はあまり良くない商品を「これはすごく良い商品ですよ!」とお世辞を言われて、それを信じて商品を買ってしまうことも「甘言につられる」と言えるよ。
つまり、「甘言」とは、人の心をつかむためや、目的を達成するために使われる、真実とは異なる口先だけのうまい言葉やお世辞のことを指すんだよ。
甘言(かんげん)の使い方
甘言(かんげん)の例文
- 甘言に欺かれた。
- 健太くんの甘言にのる。
- 甘言を弄する。
- 甘言に釣られて契約してしまった。
- あんなろくでなしの甘言に乗せられた僕がばかだった。
甘言の文学作品などの用例
-
・・・気持ちをまぎらされて甘言にひっかかります。 今日の新聞を見ると、・・・ 宮本百合子「本当の愛嬌ということ」
「甘言を弄する」とは?
「甘言」は「甘言を弄(ろう)する」という表現で使われることがあります。
「甘言を弄する」の「弄する」とは、「もてあそぶ。思うままに操る。」という意味です。
「甘言を弄する」とは「うまい言葉でだます。甘い言葉で相手を自分の思うままに操る。」
ということです。
これは詐欺や悪意のある誘導をする場合によく使われる言葉だよ。
たとえば、「お前はすごい才能があるから、この商品を買いな!」みたいな、うまい話で人をだますようなもんやろ。この言葉、ちゃんと気をつけんとアカンねんな。
【例文】
- 甘言を弄してともこちゃんを操る。
- 甘言を弄して健太くんをそそのかす。
つまり、本心とは違うけれど、人をうまく操るための口先だけの言葉を使うことを意味しているんだ。