【二字熟語】
参照
【読み方】
さんしょう
【意味】
照らし合わせて、参考にすること。参看。
【語源・由来】
「参」は「照らし合わせる。」
「照」は「照らし合わせる。」
【類義語】
参考、紹介
参照(さんしょう)の使い方
夏休みの宿題にこの人の伝記を書こうと思うんだ。
何でこの人なの?
自伝があるからだよ。自伝を参照にして書けば、間違いがないし楽でしょう?
自伝は脚色されている可能性が否めないけどね。
参照(さんしょう)の例文
- 別表参照のこと。
- 前章を参照のこと。
- 詳細については次章参照のこと。
- 12ページを参照せよ。
- マニュアルを参照する。
「参照」と「参考」「引用」「転載」の違いは?
「参照」に似ている語に「参考(さんこう)」「引用(いんよう)」「転載(てんさい)」があります。
「参照」と「参考」の違い
「参考」は「何かをしようとするときに、他人の意見や他の事例・資料などを引き合わせてみて、自分の考えを決める手がかりにすること。また、そのための材料。」のことをいいます。
「参照」とは、資料を照らし合わせて参考にすることをいいます。対して「参考」は、資料だけでなく、人の話など見聞きしたことも対象とし手がかりにすることを意味する点が違います。
「参照」や「参考」は、引用元の文章をそのまま持ってくる、いわゆるコピペではなく、自分の言葉で要約する必要があります。
「参照」と「引用」の違い
「引用」は、「人の言葉や文章を、自分の話や文の中に引いて用いること。」をいいます。
「引用」とは、他人の言葉や文章をそのまま記述することです。いわゆるコピペです。
対して、「参照」は、資料として照らし合わせて自分の言葉で要約することをいうので意味が違います。
「参照」と「転載」の違い
「転載」は、「既刊の印刷物の文章などを写し取って、そのまま他の刊行物に載せること。」という意味です。
「転載」は、「引用」と同じように、他人の文章を自分の文章の中に引いて紹介することをいいます。
「転載」は転載した文章が主であり、自分の文章の割合が少ない点が「引用」と違います。
「転載」と「参照」の違いは、「参照」が、資料として照らし合わせて自分の言葉で要約することをいうので「転載」とは意味が違います。