【二字熟語】
惨状
【読み方】
さんじょう
【意味】
思わず目をそむけたくなるような、むごたらしいありさま。また、いたましいありさま。
【語源・由来】
「惨」は「むごい。」
「状」は「ようす。ありさま。なりゆき。」
【類義語】
惨劇、悲惨
惨状(さんじょう)の使い方
健太くん。あの事件の現場に居合わせたのよね。
目の前の惨状に言葉を失って、ただ立ち尽くしていたよ。
そんなにひどかったのね。
人一人救えない自分の無力さに呆れて、情けなく思ったよ。
惨状(さんじょう)の例文
- 戦争の惨状には目を覆いたくなります。
- その写真は、被災地の惨状を生々しく伝えています。
- 事故現場の惨状を見て衝撃を受けました。
- ドイツに侵攻された国の惨状は苛烈を極めた。
- ある程度の惨状は予想していたが、これ程とは思わなかった。
「惨状を呈する」とは?
「惨状」を用いた表現の一つに「惨状を呈する(さんじょうをていする)」があります。
「惨状を呈する」の「呈する」とは、「ある状態を表す。示す。」という意味です。
「惨状を呈する」とは、様子や状況がむごたらしいさまをいいます。
【例文】
- 玉突き衝突の現場は惨状を呈していた。
- そうなれば、目をおおう惨状を呈するのではないかと予想されます。
- 手の打ちようのない惨状を呈する。