安寧の読み方・意味とは?(類義語・対義語)
【二字熟語】
安寧
【読み方】
あんねい
【意味】
無事でやすらかなこと。特に、世の中が穏やかで安定していること。
あー、なるほどな。それはつまり、「みんなが平和で、何も困ることがない」ってことやな。
特に、世の中全体がすごい穏やかで、何も心配なことがないときのことを言うんやな。これは、みんなが安心して暮らせるような時の言葉やな。
【語源・由来】
「安」は「やすらかである。落ち着いている。心配がない。」
「寧」は「やすらか。やすんじる。」
【類義語】
安穏、平安、安心
【対義語】
混沌
安寧(あんねい)の解説
カンタン!解説
「安寧」は、社会全体が落ち着いていて、平和であり、何も問題がない状態を指す言葉だよ。これは、人々が争い事や混乱なく、安全に生活していることを意味しているんだ。だから、「安寧」がある社会というのは、その社会の中で生活している人々が安心して暮らせる、平和で穏やかな状態を指すんだね。
例えば、「社会の安寧を乱す」っていう文を見てみると、これはその平和で穏やかな状態が壊れてしまう、つまり社会に混乱や問題が起きることを意味しているよ。
そして、「安寧秩序」という四字熟語についてだけど、これは社会が整理され、順序立って機能し、人々が平和に生活できる状態を指す言葉だよ。「秩序」は、ものごとが決まったルールや順序に従って行われている状態を指すんだ。だから、「安寧秩序」というのは、社会全体が平和であり、しかも整理されて順序立って機能している、つまり人々が安心して生活できるような社会状態を表しているんだね。
安寧(あんねい)の使い方
ともこちゃん。今日は弥勒菩薩(みろくぼさつ)みたいな穏やかな表情をしているね。
花の良い香りが私の心に安寧をもたらしてくれたのよ。
花ってすごいね。
世界中を花でいっぱいにしたら、争いごとは無くなるかもしれないわよ。
安寧(あんねい)の例文
- 社会の安寧を乱す。
- ともこちゃんの優しさが、僕の心の安寧を保ってくれている。
- 生活の安寧を願っている。
- 国内の安寧秩序を保つ。
- 町の安寧秩序のために仲裁に立ち上がった。
安寧の文学作品などの用例
- ・・・宣告に依って、社会の安寧のために処刑になるのを、見分しに行く市の・・・ 著:アルチバシェッフミハイル・ペトローヴィチ 訳:森鴎外「罪人」
- ・・・動や危険事故を防いで安寧を得せしむる必要上から、警察官的権能をも・・・ 幸田露伴「雪たたき」
- ・・・かくして民族の安寧と幸福を保全することが為政者の最も重要な仕事の・・・ 寺田寅彦「自由画稿」
「心の安寧」とは?
「安寧」は、よく「心の安寧(こころのあんねい)」という表現で使われます。
「心の安寧」とは、「心が安らかであること。穏やかな状態で安定していること。」という意味です。
「心の安寧」とは、心が乱されることなく落ち着いている様をいいます。
「心の安寧」という言葉は、心が安らかであること、つまり穏やかな状態で安定していることを指すんだよ。
なるほどな、それは「心がぐっすりと安らげて、ほんまに穏やかな状態にある」ってことやな。要するに心がぴーんと張り詰めてなくて、のんびりと落ち着いている状態のことを言うんやな。
特に、世の中全体が平穏で安定していることを指すんだ。