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「暗晦」の意味と使い方や例文!「暗鬱」との違いは?(類義語)

暗晦の読み方・意味とは?(類義語)

意味

【二字熟語】
暗晦

【読み方】
あんかい

【意味】
暗いこと。また、そのさま。晦暗。

二字熟語の博士
「暗晦」という言葉は、とても暗いさまを表す言葉だよ。それは、光が少ない場所や、分かりづらい状況を表すこともあるんだ。
助手ねこ
そっか、それはつまり、「めっちゃ暗い」ってことやな。

部屋の電気が消えて真っ暗になったときや、説明が難しくて「何言うてるんやこいつ」ってなったときに使うんやな。

【語源・由来】
「暗」は「くらい。やみ」
「晦」は「くらい。」

【類義語】
晦暗

暗晦(あんかい)の解説

カンタン!解説
解説

「暗晦」っていう言葉はね、本当に暗い、光がないっていう意味だけじゃなくて、もう一つの意味もあるんだよ。

暗い場所のように、何が何だかよくわからない、すごく難しいとか、理解しづらい状況を表すこともあるんだよ。たとえば、「この本は内容が暗晦で、よく理解できない」とか、「政治の状況が暗晦で、何が起こるかわからない」って使うような感じだね。

あとね、「暗晦な不安さ」っていう例文があるけど、これは「暗くてわからない」っていう意味の「暗晦」を使って、未来がどうなるか全然予想できない、とても不安な状態を表しているんだよ。まるで暗闇の中を歩いているように、どこに進めばいいのか、何が待っているのかわからない、そんな不安感を言葉にしたんだね。

暗晦(あんかい)の使い方

ともこ
健太くん。何だか暗いわね。
健太
少子高齢化とか環境破壊とか、いろんな問題のことを考えていたら暗晦な気分になってしまったよ。
ともこ
ここで考えていてもしょうがないわよ。一生懸命勉強をして対策を講じるか、一度しかない人生を思いきり楽しむか、どちらかしかないわ。
健太
次は、勉強か楽しむかで悩んでしまうよ。

暗晦(あんかい)の例文

例文
  1. 暗晦な心情だ。
  2. 暗晦な不安を感じる時代だ。
  3. 長い暗晦な季節が去った。
  4. 夏の海とは違う暗晦な海が眼下に広がっていた。
  5. 先程の知らせのせいで暗晦な気分に包まれた。

「暗晦」と「暗鬱」の違いは?

暗晦」に似ている語に「暗鬱(あんうつ)」があります。

暗鬱」は「気持ちが暗くふさぎこんでいること。また、そのさま。」(例:暗鬱な表情)

という意味です。

暗晦」の「」は「つごもり」とも読み「月が隠れて暗いこと」を意味します。

暗晦」も「暗鬱」も暗いことをいう語ですが、「暗鬱」は主に心情についていうのに対して、「暗晦」は世情、時代、心情など幅広く「暗い」ことを表します。

二字熟語の博士
「暗晦」は、文字通り暗い状況や状態を表しているんだ。難しく考えたら、明るい場所から暗い場所に入った時のような感じだよ。

一方、「暗鬱」は、心が暗くなってしまい、元気がなくなってしまう状態を表す言葉だよ。

助手ねこ
そやな。つまり、「暗晦」はまるで真っ暗な部屋に入ったみたいに、周りが見えへん状態やな。

一方、「暗鬱」は、心が重くて落ち込んでしまって、なんか元気が出へん状態を言うんやな。うーん、この二つ、確かに似てるけど、ちょっとずつ意味が違うんやな。

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