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「悪事」の意味と使い方や例文!「悪事を働く」とは?(類義語・対義語)

悪事の読み方・意味とは?(類義語・対義語)

意味

【二字熟語】
悪事

【読み方】
あくじ

【意味】
①道徳や法律などに背いた行為。悪い行い。
②わが身に降りかかる、災い。災難。

二字熟語の博士
「悪事」という言葉は、一つ目の意味として、道徳や法律に反する行為、つまり、良くない行動を指すんだよ。

もう一つの意味としては、自分自身が遭遇する災いや災難を表しているんだ。

助手ねこ
そうなんや。つまり、「ちゃんとしたルールを破る行為」か、「自分に降りかかってくる厄介な事」の二つの意味があるんやな。

悪さすることや、自分が困っちゃうような出来事、ということか。悪さはするな、災難は避けよ、ってな感じやな。

【語源・由来】
「悪」は「正しくない。わるいこと。」
「事」は「しごと。しわざ。」

【類義語】
悪徳、罪、悪行、悪業、凶行

【対義語】
善事

悪事(あくじ)の解説

カンタン!解説
解説

「悪事」っていう言葉は、2つの意味があるんだよ。

1つ目の意味は、道徳や法律に反する悪い行為のことを指すんだ。たとえば、他人の財布を盗む、公共の場で騒ぎを起こす、そういったことが「悪事を働く」に当たるよ。また、「悪事が露見する」というのは、こんな悪いことをしていたことが他の人にばれてしまう、つまり、秘密が明るみに出ることを表しているんだ。

2つ目の意味は、自分にとって不幸な出来事や災難を指すよ。例えば、病気になったり、大事な試験に落ちたりするようなこと。これらの不運な事が次々と起こることを「悪事が重なる」というんだ。

だから、「悪事」って言葉を使うときは、その文脈や状況によってどの意味で使われているのかを理解することが大切だね。

悪事(あくじ)の使い方

健太
最近運がわるいな。
ともこ
健太くん。最近、悪事を働いたでしょう。
健太
何で分かったの。誰にも見られていないはずなのに。
ともこ
悪事は、誰が見ていなくても神様が見ているのよ。

悪事(あくじ)の例文

例文
  1. 悪事千里を走るというが、もうみんなの知る所となっていた。
  2. 火事や事故、失業など、悪事が重なった。
  3. 健太くんが、悪事を企んでいるような顔をしている。
  4. 知らないうちに悪事に荷担してしまった。
  5. 悪事が露見し、悪党は逮捕された。

悪事(あくじ)の文学作品などの用例

  1. ・・・つけに背いて、いつも悪事ばかり働いて来た。おれはもう今夜限り、お・・・ 芥川竜之介アグニの神
  2. ・・・をつけたり、いろいろ悪事を働いた大泥坊でございますが、それでもた・・・ 芥川竜之介蜘蛛の糸
  3. ・・・しこれは捨児を種に、悪事でもたくらむつもりだったのでしょう。よく・・・ 芥川竜之介捨児

「悪事を働く」とは?

悪事」を用いた表現の一つに「悪事を働く」があります。

悪事を働く」の「働く」とは、悪事をするという意味です。

悪事を働く」とは、悪い行いをするという意味で使われます。

二字熟語の博士
「悪事を働く」という言葉は、道徳や法律に反する行動をとること、つまり、良くない行動をすることを指すんだよ。
助手ねこ
それは、「ルールを破る悪さをする」ってことやな。人に迷惑をかけたり、法律を無視したりするんやな。こういう行動は、まずいんやで。

【例文】

  1. 悪事を働いたものが、のうのうと太陽の下で生きていていいわけがない。
  2. 健太くんは良い人そうに見えるが、裏で悪事を働いている。
  3. 自分自身に悪事を働いた意識はなかったんです。