毅然の読み方・意味とは?(類義語・対義語)
【二字熟語】
毅然
【読み方】
きぜん
【意味】
意志が強く、物事に動ぜずしっかりしているさま。
どんな困難がきてもビビらずに、ぐっと耐えて前に進むんやな。これは、ほんまに強い心の持ち主を言うんやろな。
【語源・由来】
「毅」は「つよい。意志がつよい。思いきりがよい。」「然」は「状態を表す形容詞のあとに添える語。」このことから「毅然」は「意志が強いさま」を表す。
【類義語】
泰然、決然、平然、断固、きっぱり、断然
【対義語】
優柔不断、臆病
毅然(きぜん)の解説
「毅然」という言葉はね、人の心がとても強くて、自分の意志がしっかりしていて、どんな状況でも心がブレない、そんな強さを持った人を表しているんだ。
たとえば、友達から悪口を言われたり、いじめられたりしても、「毅然としている」人は、その言葉に負けず、強く、しっかり自分を持つことができるんだ。「何を言われても毅然としている」というのは、どんなに人から厳しいことを言われても、その人は全然動じず、心が揺らがないっていう意味だよ。自分の考えや意見があって、それを変えようとしない、とても強い心の持ち主っていうことを表しているんだ。
また、「毅然として不幸に堪えている」っていうのはね、とてもつらいことや大変なことがあっても、その人はしっかりと耐えているっていう意味。つまり、困難な状況にあっても、意志が強く、心がしっかりしているっていうことなんだよ。
だから、「毅然」という言葉は、大きな困難や厳しい意見にもめげず、自分の意志をしっかり持ち続ける人の様子を表しているんだね。
毅然(きぜん)の使い方
毅然(きぜん)の例文
- ともこちゃんは悪に毅然として立ち向かう。
- 毅然として孤高を守る。
- 葬儀では背筋を伸ばし毅然とした態度をとり、悲しみを押し隠していた。
- ともこちゃんの瞳には毅然とした光が湛えられていた。
- 健太くんは毅然として胸を張っていた。
毅然の文学作品などの用例
-
・・・向きに立っている妻の毅然とした力が感じられる。 この写真はいつ何・・・ 宮本百合子「カール・マルクスとその夫人」
「毅然とした態度」とは?
「毅然」は「毅然とした態度」という使い方をされることがあります。
「毅然とした態度」とは、「意志が強く、物事に動じない態度」という意味です。
「毅然とした態度」とは
- おかしいと思ったことにはおかしいと主張することができる信念を持った態度
- どんな事が身の回りで起きても動じない態度
- 自分にも他人にも厳しく接する姿勢
などのこといいます。
逆境に立たされても、自分の信じる道をしっかりと進むことができるんだよ。
困難な状況でも、ちゃんと自分の意志を曲げへんで、前に進む力のことか。これ、大事やな、ええ態度や。
「毅然とした態度」をとることができるよう意識しましょう。
どんなに大変なことがあっても、その人の気持ちは揺るがない、という意味なんだ。