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「摘要」の意味と使い方や例文!「適用」「備考」との違いは?(類義語)

【二字熟語】
摘要

【読み方】
てきよう

【意味】
要点を抜き出して記すこと。また、その抜書き。

【語源・由来】
「摘」は「選び出す。」「要」は「かなめ。大切なところ。」このことから「摘要」は「要点を抜き出して記すこと。」

【類義語】
要旨、要約、概括、大意、大略、レジュメ、ダイジェスト、あらまし

摘要(てきよう)の使い方

ともこ
健太くんの机の上は書類の山だけど、何がどこにあるか分かっているの?
健太
摘要を付してあるから僕には一目瞭然なんだよ。
ともこ
工夫がしてあるのね。
健太
そうなんだ。地震が来たら書類の山が大変なことになるけどね。

摘要(てきよう)の例文

  1. 全体の内容は焼失したが、摘要だけが残されている。
  2. 論文の終わりに短い摘要を付けた。
  3. 事の経過を報告書にまとめ、計画の摘要を書き添えた。
  4. 摘要だけ読んで本文を読んだ気になっていた。
  5. 通帳の摘要欄の支払い内容を確認した。

「摘要」と「適用」「備考」の違いは?

摘要」と同じ読み方の言葉に「適用」が、「摘要」に似たような意味の言葉に「備考」があります。

  • 適用」は(法則・規則などを)あてはめて用いること。
  • 備考」は「①参考のために備えること。また、そのもの。②付記して本文の不足を補うこと。また、その記事。」
三語には
摘要」は「大切なところ。」
適用」は「あてはめること。」
備考」は「補うこと。」
という違いがあります。

摘要」と「適用」は同じ読み方ですが、「大切なところ」と「あてはめること」という意味が違い類似性がないことが分かります。「摘要」は「大切なところ」ですが「備考」は「大切なところなどを補うこと」で意味が異なります。

意味や読み方が似ている語は間違えやすいので注意しましょう。