【二字熟語】
虚仮
【読み方】
こけ
【意味】
[名]
①思慮の浅いこと。愚かなこと。また、その人。
②仏語。真実でないこと。外面と内心とが一致しないこと。
[接頭]名詞などに付く。
①見せかけだけで中身のない意を表す。
②むやみやたらにすることや、そのような状態であることをけなしていうのに用いる。
【語源・由来】
「虚」は「うそ。」
「仮」は「本物・本式ではなく一時的な間に合わせ。一時的な見せかけ。」
【類義語】
(虚仮にするの類義語)馬鹿にする、踏みつけにする、侮辱する、辱める
虚仮(こけ)の使い方
健太くん。どうしたの?
うぇーん。虚仮にされたんだ。
健太くんを虚仮にするなんて許せないわね。
虚仮にされないような立派な男になりたいよー。
虚仮(こけ)の例文
- 人を虚仮にした話だ。
- 僕を虚仮にするつもりか。
- どこまでわたしを虚仮にするつもりだと怒っている。
- ここまで虚仮にされたら黙ってはいられない。
- 虚仮の一念岩をも通すというが、本当にかなった。
「虚仮の一心」とは?
「虚仮」は「虚仮の一心」という表現で使われます。
「虚仮の一心」は、愚者が他から嗤われながらも、長い時間をかけて一つのことをやりとげること。
という意味です。
「嗤う(わらう)」の意味は「相手を馬鹿にして、あざけりわらう」です。 人を蔑み笑ったり、嘲笑することを表します。
「虚仮の一心で作品作りに没頭した。」「あの頃は、虚仮の一心で勉強した。」というように使います。