【二字熟語】
披瀝
【読み方】
ひれき
【意味】
心の中を包み隠さずに打ち明けること。
【語源・由来】
披(ひらき)瀝(そそ)ぐ意。
【類義語】
披露
披瀝(ひれき)の使い方
空手部の仲が最近うまくいっていなかったんだ。
部長としては心配ね。
それで、皆を集めて部長としての胸中を披瀝したんだよ。そうしたら、みんな理解してくれて一つにまとまることができたんだよ。
思い切って心情を披瀝してよかったわね。
披瀝(ひれき)の例文
- ともこちゃんに心情を披瀝する。
- 腹を割って話すといっても、心の中を披瀝するようなものは何もない。
- 日頃考えていた計画を披瀝した。
- このインタビューには、彼の政治的見解が披瀝されています。
- ともこちゃんに誠意を披瀝した。
「披瀝」と「披露」の違いは?
「披瀝」に似ている語に「披露(ひろう)」があります。
「披露」は、披 (ひら) き露 (あらわ) すことをいう語で、
①手紙・文書などを開いて人に見せること。
②広く人に知らせること。世間一般に発表すること。
③意見を申し上げること。報告すること。
という意味です。
「披瀝」は、心の中の考えを包み隠さずに打ち明けることをいいます。
対して、「披露」は、「新作を披露する」のように、世間に広く発表することをいうので意味が違います。
また、「披瀝」には、意図的に隠していたこと明かすというニュアンスがありますが、「披露」にはありません。