【二字熟語】
無茶
【読み方】
むちゃ
【意味】
①筋道が立たず、道理に合わないこと。また、そのさま。
②程度がはなはだしいこと。度を越していること。また、そのさま。
③知識がないこと。また、そのさま。
【語源・由来】
仏教用語の「無作(むさ)」からか。 「無作」は他から力が加わったものでないこと。ありのままの状態をいいます。この「むさ」が変化して「むちゃ」になり、「無茶」の漢字をあてたとされる。
【類義語】
無闇、軽率
無茶(むちゃ)の使い方
今すぐみんなを笑わせて。
そんな無茶ぶりをされても困るよ。
健太くんならできるわよ。早く場を和ませて。
この雰囲気で何かやったら絶対にすべるよ。
無茶(むちゃ)の例文
- 健太くんは、時々無茶なことをいう。
- 無茶をして体を壊しては元も子もない。
- 無茶な積み方をするから崩れるんだ。
- それは無茶苦茶な話だな。
- 日曜日は無茶苦茶に混んでいる。
「無茶」と「無理」の違いは?
「無茶」に似ている語に「無理(むり)」があります。
「無理」は、
①物事の筋道が立たず道理に合わないこと。また、そのさま。
②実現するのがむずかしいこと。行いにくいこと。また、そのさま。
③しいて行うこと。押しきってすること。また、そのさま。
という意味です。
「無理」と「無茶」は、ほぼ同じ意味で使われ、言い換えが可能なことが多いです。
しかし、一般的に、「無理」は、可能性がゼロではない場合に使われ、「無茶」は可能性がゼロに近い場合に使われることが多いです。