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「粗略」の意味と使い方や例文!「粗野」「粗雑」との違いは?(類義語・対義語)

【二字熟語】
粗略

「疎略」とも書く。

【読み方】
そりゃく

【意味】
物事の扱い方などが丁寧でないこと。また、そのさま。ぞんざい。

【語源・由来】
「粗」は、「大ざっぱで念入りでない。いいかげん。」
「略」は、「はぶく。かんたんにする。」

【類義語】
ぞんざい、適当、略式、省略、冷遇、あしらう

【対義語】
丁寧、懇切、丁重、大切

粗略(そりゃく)の使い方

ともこ
健太くん。そのオブジェは粗略に扱ってはダメよ。
健太
これ、オブジェなの?
ともこ
卒業生が残した卒業記念の作品よ。
健太
それは大事に扱わないとだめだね。

粗略(そりゃく)の例文

  1. ごみ処理を粗略にする。
  2. 陛下に対して粗略にならないように。
  3. 最初は丁寧だったが、次第に粗略になっていった。
  4. 買わない客に対して露骨に粗略な対応をした。
  5. 先輩を粗略にできない。

「疎略」と「粗野」「粗雑」の違いは?

粗略」に似ている語に「粗野(そや)」と「粗雑(そざつ)」があります。

「粗略」と「粗野」の違い

粗野」は、「言動が下品であらあらしくて、洗練されていないこと。また、そのさま。」という意味です。

粗略」は、扱いがいい加減でぞんざいなことをいい、「客(本)を粗略に扱う」というように、物や人に対して幅広く使われます。

対して「粗野」は、言動があらあらしいことをいい、「粗野な振舞い」というように、主に、人に対して使われる点が違います。

「粗略」と「粗雑」の違い

粗雑」は、「いいかげんで大ざっぱなこと。また、そのさま。ざつ。」という意味です。

なので、「粗雑」と「粗略」は同義語です。

使い方も同じなので言い換えることが可能です。