【二字熟語】
野次
「弥次」とも書く。
【読み方】
やじ
【意味】
①やじること。また、その言葉。
②野次馬の略。
(1)自分に関係のないことに、興味本位で騒ぎ立て、見物すること。また、人のしりについて騒ぎ回ること。また、その人々。
(2)父馬。老いた牡馬。また、気性の強い馬。
【語源・由来】
自分に関係のないことに、興味本位で騒ぎ立て、見物する人々を「野次馬」といい、その「野次馬」が面白がって騒ぎたてながら発する言葉を「野次」というようになった。
【類義語】
横槍を入れる、冷やかす
【対義語】
声援
野次(やじ)の使い方
昨日の野球の試合は野次がすごかったね。
野次を飛ばされた投手が怒りの表情を浮かべていたわよね。
野次る位なら代わりに投げてみろっていう顔をしていたね。
投手はいろんなものと闘いながらマウンドに立たないといけないのね。
野次(やじ)の例文
- 火事現場に野次馬が集まっている。
- 市長ののらりくらりとした答弁に、傍聴席から激しい野次が浴びせられた。
- 下手な演奏に野次が飛んだ。
- 与野党議員の間で激しい野次の応酬があった。
- 首相は野党議員に野次り倒された。
「野次馬」とは?
「野次」を用いた語に「野次馬」があります。
「野次馬」は、
①自分に関係のないことに、興味本位で騒ぎ立て、見物すること。また、人のしりについて騒ぎ回ること。また、その人々。
②父馬。老いた牡馬。また、気性の強い馬。
という意味です。
②の意味から、「野次馬」は、「親父馬(おやじうま)」の略、または気性の強い馬であることをいう「やんちゃ馬」の略ともいわれています。
また、「野次馬」を用いた語に「野次馬根性」があります。
「野次馬根性」は、自分に関係のないことを面白がって騒ぎたてる性質のことをいいます。