【二字熟語】
査閲
【読み方】
さえつ
【意味】
①実際に見て、調べること。
②学校の軍事教練の成績を査閲官が実地に調査すること。
【語源・由来】
「査」は「しらべる。」
「閲」は「改め調べる。」
【類義語】
鑑定、吟味、検分、査問
査閲(さえつ)の使い方
査閲(さえつ)の例文
- 演習を査閲する。
- 日ごろの訓練成果を披露する実技査閲が行われた。
- 警視総監がテロ対策訓練を査閲した。
- 半年ごとに査閲を受ける。
- 監査調書を査閲した。
「査閲」と「承認」「審査」「閲覧」「確認」の違いは?
「査問」に似ている語に「承認(しょうにん)」「審査(しんさ)」「閲覧(えつらん)」「確認(かくにん)」があります。
「査閲」と「承認」の違いは?
「承認(しょうにん)」は
①そのことが正当または事実であると認めること。
②よしとして、認め許すこと。聞き入れること。
③国家・政府・交戦団体などの国際法上の地位を認めること。
という意味です。
「査閲」は、実地に調査をすることをいい、内容が本当かどうか実際に調べるという意味です。
対して「承認」は、「辞職を承認する」のように使い、そのことが正当、または事実であると認めることをいうので意味が違います。
「査閲」と「審査」の違いは?
「審査」は、詳しく調べて、適否・優劣・等級などを決めることをいいます。
「査閲」は、実地に調査をすることをいい、内容が本当かどうか実際に調べるという意味です。
対して、「審査」は「応募作品を審査する」のように、調べて適否や優劣を決めることをいうので意味が違います。
「査閲」と「閲覧」の違いは?
「閲覧(えつらん)」は書物・新聞・書類・ウェブページなどの内容を調べながら読むこと。
という意味です。
「査閲」は、実地に調査をすることをいい、内容が本当かどうか実際に調べるという意味です。
対して「閲覧」は、書物などを調べながら読むことをいうので意味が違います。
「査閲」と「確認」の違いは?
「確認(かくにん)」は
①はっきり認めること。また、そうであることをはっきりたしかめること。
②特定の事実や法律関係の存否について争いや疑いのあるとき、これを判断・認定する行為。当選者の決定など。
という意味です。
「査閲」は、実地に調査をすることをいい、内容が本当かどうか実際に調べるという意味です。
対して「確認」は、「自分の筆跡であることを確認する」のように、はっきり確かめることをいうので意味が違います。