愛顧の読み方・意味とは?(類義語)
【二字熟語】
愛顧
【読み方】
あいこ
【意味】
目をかけて引き立てること。ひいき。多く「御」を冠して、ひいきされる側からいう語。
それはつまり、「誰かから特別に引き立てられたり、好意をもってもらう」ことやな。
たとえば、お店なんかではよく使われる言葉で、「今後ともいっそうの御愛顧を賜りますよう」と言うと、「これからもお客さんにひいきにしてもらえるとうれしいなあ」という意味になるんやな。
【語源・由来】
「顧」は「思う。思いめぐらす。心にかける。」
【類義語】
お引き立て、ご贔屓、ご支援、ご高配、厚遇、お力添え、お目をかけていただく
愛顧(あいこ)の解説
カンタン!解説
「愛顧」っていう言葉は、特別な関心やサポートを持ち続けること、または誰かが特別に気に入ってサポートしてくれることを表すんだよ。これはふつう、人々が商品やサービスに対して、または個人が他の個人に対して持つ感情や態度を指すんだ。
例えば、お店ではお客さんに対して「今後ともいっそうの御愛顧を賜りますよう」と言うことがあるよね。これは「これからもよろしくお願いします。私たちの商品やサービスをこれからも気に入って使っていただけることを期待しています」という意味だよ。
また、「愛顧」は親切な扱いや特別な注意をもらうことを指すこともあるよ。たとえば、先生が特に一生懸命に勉強している生徒を愛顧する、という場合もあるね。これはその生徒が特別なサポートや注意を受けている、つまり先生がその生徒をひいきにしているということだよ。
だから、「愛顧」っていう言葉は、特別な関心やサポートを持ち続けること、または誰かが特別に気に入ってサポートしてくれることを表しているんだね。
愛顧(あいこ)の使い方
店先によく福助人形が置いてあるわよね。なんでかしら。
出世、福徳、商売繁盛の縁起物なんだって。
へえ。ご愛顧いただき感謝しますっていう意味でお辞儀しているのかと思ったわ。
人形が着ている裃は、お客様を区別することなく平等に商いをするということを表しているそうだから、お辞儀は感謝の気持ちが含まれているかもしれないよ。
愛顧(あいこ)の例文
- 末長く御愛顧を賜りたい。
- 御愛顧を賜り光栄に存じます。
- 日頃の御愛顧に感謝します。
- 永年御愛顧いただきましてありがとうございます。
- お客様の御愛顧を感謝いたします。
愛顧の文学作品などの用例
- ・・・費を心がけている母の愛顧の下で、二十歳の彼は処女作「アンドレ・ワ・・・ 宮本百合子「ジイドとそのソヴェト旅行記」
「ご愛顧いただき」「ご愛顧賜りますよう」とは?
「愛顧」は、多く「御(ご)」を冠して、ひいきされる側からいう語です。
「ご愛顧いただき」や「ご愛顧賜りますよう」という形で相手のひいきに感謝する意味で使います。
自分が主体となって「ご愛顧する」「ご愛顧いたします」という使い方はできないので注意しましょう。
主に、引き立てられる側から使われる語で、他人から特別に好意を持ってもらう、という意味があるんだ。