齷齪の読み方・意味とは?(類義語)
【二字熟語】
齷齪
「偓促」とも書く。
【読み方】
あくせく
「あくさく」の音変化。
【意味】
細かいことを気にして、落ち着かないさま。目先のことにとらわれて、気持ちがせかせかするさま。
そうかいな、それは「細かいことにこだわりすぎて、心が落ち着かない」って状態やな。
つまり、ちっぽけなことばかり気にして、気持ちがせわしなくなっちゃうんやな。
それは、大きなことを見失わないためにも、小さなことにとらわれすぎないように、という警告をしてくれる言葉やな。
つまり、ちっぽけなことばかり気にして、気持ちがせわしなくなっちゃうんやな。
それは、大きなことを見失わないためにも、小さなことにとらわれすぎないように、という警告をしてくれる言葉やな。
【語源・由来】
「齷」は「こまかい。せまい。こせつく。こせこせする。また、さしせまっている。」
「齪」は「こせつくさま。また、せまるさま。」
元々は、気が小さくて細かい事まで自分でやらなければ気が済まない形容。
【類義語】
営営、せっせと、こつこつ
齷齪(あくせく)の解説
カンタン!解説
「齷齪(あくせく)」という言葉は、細かいことに気を取られて、落ち着かない様子や、目先のことにとらわれて心がせわしない状態を表すんだよ。
例えば、「齷齪と働く」という言葉は、細かいことに気を使って、休む間もなく一生懸命に働く様子を示しているんだ。また、「つまらないことに齷齪する」は、些細なことに心を乱し、それによって気持ちが落ち着かない状態を表しているよ。
「齷齪」はあまりにも細かいことや、すぐに結果が見えないことに対して、心を煩わせることのネガティブな側面を示しているんだ。だから、この言葉を聞いたら、大切なのは全体を見る視野を持ち、心に余裕を持つことだということを思い出してほしいね。
齷齪(あくせく)の使い方
ともこちゃん。そんなに齷齪しないで、もっとゆっくりやろうよ。
健太くんが何にも手伝ってくれないから、私がやるしかないじゃないの。
僕のせいなのか。
やっと気が付いたの?
齷齪(あくせく)の例文
- 帰国すればまた齷齪働く日々が戻ってくる。
- 齷齪しても仕方がない。
- 小事に齷齪する。
- そんなに齷齪しないで、のんびりしよう。
- 仕事を完成させるために齷齪働く。
齷齪(あくせく)の文学作品などの用例
- ・・・「俺しがこうして齷齪とこの年になるまで苦労しているのもおかしなこ・・・ 有島武郎「親子」
- ・・・そして始終齷齪しながら何一つ自分を「満足」に近づけるような仕事を・・・ 有島武郎「小さき者へ」
- ・・・いるのは造作も無い。齷齪とした生涯を塵埃深い巷に送っているうちに・・・ 島崎藤村「並木」
「齷齪働く」とは?
「齷齪」は「齷齪働く」という表現で使われます。
「齷齪働く」は「精神的にゆとりがなく、せわしなく働いている状態」をいいます。
何かに追われているかのように精神的ゆとりがなく働き続ける様をいい、軽い批判や自嘲のニュアンスを含みます。
「齷齪働く」という表現は、心に余裕がなく、せわしなく働いている状態を表すんだよ。
精神的にリラックスする時間がなく、絶えず忙しく動き回っていることを指しているんだ。
なるほどな。それは、「心がゆとりなく、バタバタと働いてる」って状態を言うんやな。
精神的にゆとりがなくて、ずっと忙しなく動き回ってるってわけや。ちょっと一息つく時間もないくらい、せわしなく働いてる人を表すんやな。
目の前の小さなことばかりにとらわれて、気持ちがせわしなくなるという状態を指す表現なんだ。