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行脚の読み方!「あんぎゃ」と「ぎょうきゃく」正しいのは?

行脚の読み方

読み方で悩みやすい漢字の一つに、「行脚」があります。

問題

Q「行脚」、あなたはこの二字熟語を何と読みますか?

次の3択から選んでみて下さい。

行脚の読み方
  1. 「あんぎゃ」
  2. 「ぎょうきゃく」
  3. 「あんぎゃ」と「ぎょうきゃく」両方とも

 

このページでは、悩みやすい「行脚」の読み方や意味について詳しく解説していきます。

「行脚」の読み方は、「あんぎゃ」?「ぎょうきゃく」?

読み方

行脚の正しい読み方は、「あんぎゃ」「ぎょうきゃく」どちらなのでしょうか。これは読み方が難しい言葉かもしれませんね。

「行」の音読みには「コウ」「ギョウ」「アン」があります。また、「脚」の音読みには「キャク」「キャ」があるので、どちらも読めそうです。

しかし、行脚の読み方としては「あんぎゃ」が正しく、「ぎょうきゃく」は間違いになります。

正解は、①の「あんぎゃ」です。

広辞苑には「あんぎゃ」の項目はあり「(唐音)」との記載があります。また、新明解国語辞典(第四版)には「『あん』も『ぎゃ』も字の唐音」とあります。

唐音とは日本における漢字音の一つであり、ここでの「唐」は王朝名ではなく中国を意味する唐土のこと。中国・明から清の中国語による漢字の発音によるものです。

「行脚」の意味

意味

行脚の意味は「僧が諸国を巡り歩いて修行すること」「何かを働きかける目的で諸方を旅すること」です。

「行」には「いく」「あるく」「おこなう」「宗教上のつとめ」「たび」「みち」の意味があります。また、「脚」には「あし」の意味があります。

行脚を用いた例文には「選挙に向けて全国を行脚する」「托鉢をしながら諸国を行脚し修行する」があります。

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まとめ

まとめ
  • 行脚の読み方は「あんぎゃ」が正しい。
  • 「ぎょうきゃく」と読むのは間違い。
  • 行脚は「僧が諸国を歩いて修行すること」「何かを働きかける目的で諸方を旅すること」を意味する。