海豹の読み方！「アザラシ」と「かいひょう」正しいのは？

読み方で悩みやすい漢字の一つに、「海豹」があります。

Q「海豹」、あなたはこの二字熟語を何と読みますか？

次の３択から選んでみて下さい。

このページでは、悩みやすい「海豹」の読み方や意味について詳しく解説していきます。

「海豹」の読み方は、「アザラシ」？「かいひょう」？

海豹の正しい読み方は、「アザラシ」「かいひょう」どちらなのでしょうか。

漢字から察すると「かいひょう」はありそうですが、あの「アザラシ」のことなのでしょうか。

「海」の音読みは「カイ」、訓読みは「うみ」となります。

一方「豹」の音読みは「ヒョウ」、訓読みはありません。

このことから「かいひょう」は正しそうですが、「アザラシ」はどうなのでしょう。

さて、結論を言ってしまうと、海豹の読み方は「アザラシ」「かいひょう」のどちらを使っても間違いではありません。

つまり、答えとしては3つ目の「両方とも」ということになります。

ただ、実際には海豹は「アザラシ」と読むのが一般的となるようです。

「かいひょう」は理解できるものの、何故海豹を「アザラシ」と読むのでしょうか？

実はこれ、熟字を訓読みにする熟字訓と呼ばれるものです。

訓読みが漢字を日本語として意味が通じるように読ませるように、熟字訓とは熟語に対して日本語の意味が通じる読み方で読ませたものです。

簡単にいってしまえば、一つの熟語に対して訓読みをしているということですね。

他にも今日（きょう）明日（あした）昨日（きのう）等様々な熟字訓があります。

今回の海豹は「かいひょう」とも読みますが、これの持つ意味が日本語の「アザラシ」とほとんど変わらないために、そう読まれるようになりました。

「海豹」の意味は、「アザラシ」も「かいひょう」も同じ

海豹の意味としては、「食肉目アザラシ科の哺乳類の総称」となります。

ゴマフアザラシなどのあのアザラシですね。

「かいひょう」にはあまり馴染みはありませんが「アザラシ」の別称と考えると良いでしょう。

海豹を用いた例文としては「可愛らしい海豹の姿に癒される」等があります。

まとめ