【二字熟語】
敏感
【読み方】
びんかん
【意味】
感覚の鋭敏なこと。わずかの変化でもすぐ感じること。
【語源・由来】
感覚が鋭敏の意。
【類義語】
過敏、鋭敏、感傷、鋭感、機微
【対義語】
鈍感
敏感(びんかん)の使い方
犬は人間よりも聴覚が優れていて、音に敏感に反応するっていうわよね。
うちの犬は、200m離れたバス停で、バスから降りる父さんの足音が分かるんだよ。
それはすごいわね。
父さんが帰ってくる前に、夕食の準備をすることができて便利なんだ。
敏感(びんかん)の例文
- ぼくは、その時きっとその印象に敏感になりすぎていたのかもしれない。(メルヴィル、白鯨 上)
- 佐伯は、これまで生活の苦労をして来たから、そんな事には敏感なんだ。(太宰治、乞食学生)
- 子供というものは、大人が思うよりも大人の気持ちに敏感に反応する。
- ともこちゃんは流行に敏感で、いつも最先端をいく。
- 敏感肌の健太くんは、化学繊維の服を着ることができない。
「敏感」と「過敏」「鋭敏」との違いは?
「敏感」に似ている語に「過敏(かびん)」「鋭敏(えいびん)」があります。
「敏感」と「過敏」の違いは?
「過敏」は、感受性が強すぎることをいいます。
「敏感」も「過敏」も、「物事に鋭く反応するさま。感じやすいさま。」という意味です。
しかし「過敏」は、敏感過ぎることをいい、敏感な人よりもさらに、刺激などに強く反応することをいいます。
「敏感」と「鋭敏」の違いは?
「鋭敏」は、
①感覚が鋭いさま。敏感。
②頭の働きが鋭くて、賢いさま。
という意味です。
「敏感」も「鋭敏」も、「物事に鋭く反応するさま。感じやすいさま。」という意味です。
しかし「鋭敏」には、頭の働きが鋭くて、賢いさまという意味がある点が違います。