【二字熟語】
忘れ去ること。忘れること。
【読み方】
ぼうきゃく
【意味】
すっかり忘れること。
【語源・由来】
「忘」は「わすれる。おぼえていない。」
「却」は「(動詞のあとにつけて)…しおわる。…してしまう。」
【類義語】
忘れる、失念、物忘れ
「忘却の彼方」とは?
「忘却」は、「忘却の彼方」という表現で使われることがあります。
「彼方」は「遠くはなれた方。あちらのほう。むこう。」という意味です。(例:はるか海の彼方。)
「忘却の彼方」は「忘却」が「彼方」を強調して、「すっかり忘れてしまう」という意味です。
【忘れるの意味の強さ】
忘却の彼方>忘却>忘れる
「例文」
- あのつらい記憶を忘却の彼方に葬り去る。
- 学生の頃の記憶は忘却の彼方に消え去った。
- 戦争の悲惨さは忘却の彼方に追いやってはいけない。
忘却(ぼうきゃく)の使い方
なぜ人は忘却していく生き物なんだろうね。
忘却したと思っているだけで、実は、記憶の引き出しにしまい込まれているだけなんだそうよ。
引き出しを開ければ出てくるの?
引き出しを開ける訓練をすれば、膨大な量の知識や思い出を記憶し、必要に応じて引き出すことができるそうよ。
忘却(ぼうきゃく)の例文
- 一切を忘却する。
- すでに忘却の彼方に去った出来事です。
- ショックで前後を忘却した。
- 忘却の彼方に沈む。
- 健太くんとの思い出は忘却の彼方に消え去った。