【二字熟語】
傍流
【読み方】
ぼうりゅう
【意味】
①本部から分かれた流れ。
②主流から離れた流派や系統。
【語源・由来】
「傍」は「わかれた。派生した。」
「流」は「一派をなすもの。血筋。系統。特有のやり方。」
【類義語】
支流、分流
【対義語】
主流
傍流（ぼうりゅう）の使い方
今人気のあのアナウンサーは、若かりし頃は、亜流、傍流と馬鹿にされて希望する仕事ができなかったんだって。
今の彼の姿からは想像できないわね。
よく腐らずここまで成功することができたよね。
強い意志があったんでしょうね。
傍流（ぼうりゅう）の例文
- 健太くんは、かつて貴族の中で最大の勢力を誇っていた藤原氏の傍流です。
- 自民党の派閥のうち、平成研究会や宏池会が本流とされ、清和会は傍流とされた。
- 彼の現在の職場は、花形からほど遠い傍流中の傍流です。
- 専務は、傍流扱いされていた彼らを重用した。
- 電機会社は傍流であり、子会社の感じである。主力はなんといっても金属産業であった。（松本清張 危険な斜面）
「傍流に甘んじる」とは？
「傍流」を用いた表現の一つに「傍流に甘んじる（ぼうりゅうにあまんじる）」があります。
「傍流に甘んじる」の「甘んじる」とは、「あまんずる」のサ変の上一段化です。「与えられたものをそのまま受け入れる。しかたがないと思ってがまんする。」という意味です。
「傍流に甘んじる」とは、主流から離れた立場や地位を仕方がないと思ってがまんして受け入れるという意味です。
【例文】
- いつまでも傍流に甘んじるわけにはいかない。いつか本流に返り咲く。
- 健太くんは才能がある人だから傍流に甘んじているのはもったいない。
