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「放置」の意味と使い方や例文!「放置状態」とは?(類義語・対義語)

【二字熟語】
放置

【読み方】
ほうち

【意味】
そのままにしてほうっておくこと。所かまわず置きっぱなしにしておくこと。

【語源・由来】
「放」は「思うままにする。ほうっておく。」
「置」は「 一定の場所に据える。おく。」

【類義語】
野放し、放任

【対義語】
規制、保全、保護、着手、救済、措置、処置

放置(ほうち)の使い方

健太
うわっ。どうしよう。
ともこ
どうしたの?
健太
机の中に放置してあった給食のパンが大変なことになっているんだ。見なかったことにして卒業まで放置しておこうかな。
ともこ
在校生に迷惑をかけるような行為はやめておいた方が良いわ。

放置(ほうち)の例文

  1. 放置自転車は、定期的に撤去されます。
  2. 交通事故で人を死傷させてしまった際、必要な処置をせず放置した場合、ひき逃げ事故として扱われます。
  3. 家庭で料理したものを常温で長時間放置しておくと食中毒の危険性が高まります。
  4. 腸の機能低下を放置しておくと、アルツハイマーや癌につながると言われています。
  5. その建物は未完成のまま放置されています。

「放置状態」とは?

放置」を用いた表現の一つに「放置状態(ほうちじょうたい)」があります。

放置状態」の「状態」とは、人や物事の、ある時点でのありさまという意味です。

放置状態」とは、そのままにしてほうっておかれたありさまのことをいいます。

【例文】

  1. この問題は放置状態で、まだ解決していない。
  2. 改修にも撤去にも費用負担が発生することから、その施設は半ば放置状態が続いています。
  3. 廃線後は、その駅舎は手入れもされず放置状態だった。